鬼怒川金谷ホテル(栃木県日光市鬼怒川温泉大原1394)は10月15日、世界各国のラグジュアリーなホテルやブランド、サービスを対象とする国際的アワード「Luxury Lifestyle Awards 2026」で「Best Luxury Hot Spring Hotel in Tochigi Prefecture, Japan」を受賞したと発表した。
同ホテルを運営する金谷ホテル観光グループ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:金谷譲児)が明らかにした。
「Luxury Lifestyle Awards」は、世界各国のラグジュアリー分野における優れたホテル、リゾート、レストラン、ブランドなどを対象に、その功績や価値を称え、表彰する国際的なアワードだ。今回の受賞は、栃木県を代表する最高級温泉ホテルとしての評価が国際的に認められた形となる。


約150年にわたる歴史と「双方向の交流」が原点
金谷ホテル観光グループの歴史は、約150年前にさかのぼる。
日光を訪れた外国人旅行者を祖先が自宅に迎え入れたことが、グループの出発点だ。ヘボン博士をはじめとする海外からの訪問者との交流を通じて、日本の文化や自然の魅力を海外の人々に伝える一方、異なる文化や価値観に触れ、そこから学び、日本の中で新しい価値へとつなげてきた。
グループの代表取締役社長・金谷譲児氏は、この歩みについて次のように語っている。
「『海外のお客様に日本を知っていただくこと』と『海外の文化を知り、日本の中に取り入れていくこと』。この双方向の交流を大切にしてきた歩みは、約150年にわたる金谷の歴史そのものでもあります」
この精神は、現在のホテルづくりにも一貫して受け継がれている。
日本料理とフランス料理の融合、ジャズ、シガーサロンまで
金谷ホテル観光グループは、創業以来、日本の文化やおもてなしを大切にしながら、海外から学んだものを柔軟に取り入れ、グループならではのスタイルへと発展させてきた。
その考え方は、料理や空間づくりにも色濃く受け継がれている。日本料理を軸としながら、フランス料理の技法を取り入れた料理を提供しているのが特徴だ。
料理だけにとどまらない。デザートやドリンク、ジャズ、シガーサロン、ロビーラウンジなど、さまざまな要素を通して、独自の滞在体験を形づくっている。
金谷譲児社長は、グループのものづくりの哲学をこう表現する。
「『異なる文化のものを取り入れ、別の文化とつなぎ合わせ、KANAYAらしいものをつくる』。この考え方は、海外からのお客様との交流から始まった金谷の歴史と、その精神を受け継ぐ現在のホテルづくりにも通じています」
異文化の融合から生まれる独自の世界観。それが、今回の国際アワード受賞にもつながったといえる。
日光・鬼怒川を「数時間の観光地」から「複数泊のデスティネーション」へ
鬼怒川金谷ホテルが位置する日光・鬼怒川エリアには、世界遺産の日光の社寺だけでなく、豊かな自然や温泉、地域ならではの文化など、長く滞在して楽しめるさまざまな魅力がある。
一方で、日光は東京からのアクセスが良いこともあり、主要な観光地を訪れた後、その日のうちに東京へ戻る旅行者も少なくないのが現状だ。
金谷ホテル観光グループは、この状況を変えようとしている。日光を数時間の観光で終わらせるのではなく、地域をゆっくりと巡り、食や温泉、自然、文化を体験しながら複数泊して楽しむことのできるデスティネーションとして発信していくことを目指している。
「老舗は常に新しい」という考えのもと、長い歴史の中で培ってきた知識やおもてなしを大切にしながら、時代や地域、そしてお客様のニーズに合わせて、新しいホテルのあり方を追求してきた姿勢が、今回の受賞評価にも反映されている。
「常に進化し続ける日本の温泉旅館」が選定評価に
今回の「Luxury Lifestyle Awards 2026」における選定評価として、「常に進化し続ける日本の温泉旅館」という点が挙げられている。
1978年3月22日の開業以来、鬼怒川金谷ホテルは栃木県日光市鬼怒川温泉のエリアで独自の存在感を放ってきた。東武鬼怒川温泉駅から徒歩約3分というアクセスの良さも強みだ。
客室数は41室。料金は1名あたり平日50,600円~、休前日59,400円~(2名1室利用時、1泊2食付、消費税込、入湯税別)となっている。
金谷譲児社長は今回の受賞を一つの節目として、次のように展望を語っている。
「これまで培ってきた金谷の歴史と精神を次の世代へつなぎながら、日本の魅力を世界へ伝え、海外からのお客様にも選ばれるホテルグループを目指してまいります」
4施設とレストラン・菓子ブランドを展開するグループ
金谷ホテル観光グループの歴史は、1927(昭和2)年にさかのぼる。浅草から日光まで東武鉄道が開通したことに伴い、鬼怒川の発展の端緒を開く形で日光金谷ホテルの鬼怒川支店として誕生。1931(昭和6)年には鬼怒川温泉ホテルが開業した。
その後、1953(昭和28)年に日光金谷ホテルから独立し、独自の発展を遂げてきた。
現在では、宿泊施設として「鬼怒川温泉ホテル」「鬼怒川金谷ホテル」「KANAYA RESORT HAKONE」「THE KEY HIGHLAND NASU」の4施設を展開。さらに、「モダンジャパニーズレストラン 平河町かなや」「ショコラトリー JOHN KANAYA」「金谷菓子本舗」の保有・運営も行っている。
飲食からスイーツ、菓子まで多角的に展開するグループとして、日本のラグジュアリーホスピタリティの一翼を担う存在だ。
施設概要
鬼怒川金谷ホテル
- 所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1394
- 開業日:1978年3月22日
- 客室数:41室
- 料金:お一人様 平日50,600円~、休前日59,400円~(2名1室利用時、1泊2食付、消費税込、入湯税別)
- アクセス:東武鬼怒川温泉駅から徒歩約3分/日光宇都宮道路・今市ICより鬼怒川方面で約20分
- 予約電話:0120-12-9999
- 代表電話:0288-76-0001
- 公式サイト:kinugawakanaya.com




