「住宅地に潜む古墳、駐車場に残された地蔵、元はプールだった疎水等、何気ない生活と歴史のレイヤーこそがこの街の面白さだ。江戸の都図会の手法を用いた83の図会からは、気候や地形、祭礼、条例、開発が複雑に絡まる街が見えてくる」。生きた歴史都市として京都「らしさ」を捉え直す、地元民とマニアに贈る新感覚の街案内。
2021年からの京都府立大学森田研究室、京都工芸繊維大学魚谷研究室+KYOTO DesignLab、東京科学大学大学院教授の塚本氏による共同リサーチによって”発見”された80あまりの事例を、ドローイング、テキスト、写真の3点セットで紹介している。
「江戸時代の『都名所図会』が人々に京都を歩く楽しみを与えていたように、本書もまた、都市のリサーチに関心のある建築・都市系の学生や実務者に限らず、京都に暮らす人々や、すでに主要な観光地を訪ね尽くした旅行者にとっても、新しい京都の楽しみ方を提案する一冊となればと思っている」(巻頭言から)。
A4判、256ページ。本体3千円+税。
発行=学芸出版社。





