SEFU 船尾に表示された「Port of Uno」(完成予想CG)
両備グループのRヨット株式会社は10月1日、ポルトガルで建造中の新造クルーズ船「SEFU(せふ)」の船籍港を、岡山県玉野市の宇野港(Port of Uno)とすることを決定したと発表した。
SEFUは、日本初のヨットスタイル客船として、日本周辺の海や島々を舞台に「ヨットスタイルという新しい風」をコンセプトとするクルーズ客船。2027年の竣工、2028年の就航を予定している。

SEFU 船尾に表示された「Port of Uno」(完成予想CG)
「Port of Uno」の名が海を巡る
船尾には「Port of Uno」の文字が掲げられる。
Rヨットは、「SEFUが、瀬戸内の海、島々、食、文化、港町の魅力を世界へ届けていく。その思いを込め、宇野港を船籍港に選んだ」としている。船籍港の表示は単なる登録情報にとどまらず、瀬戸内の魅力を世界に発信するシンボルとして位置づけられた。
宇野港は、本州と四国を結ぶ海上交通の要衝として発展してきた港だ。現在は、直島をはじめとする瀬戸内の島々へ向かう旅人が行き交う玄関口となっており、多くの人を瀬戸内へ送り出し、迎え入れてきた歴史を持つ。
日本初のヨットスタイル客船、マリーナも搭載
SEFUは、乗客100名から150名程度を受け入れるスモールラグジュアリー船。まるでメガヨット(大型モータークルーザー)のオーナーになったかのような贅沢な空間で、きめ細やかなパーソナルサービスを提供するクルーズ客船として建造される。
「ヨットスタイル客船」という船種が日本初であることは、一般社団法人 日本外航客船協会発行の「クルーズ教本2025年版」を参考にしている。
船尾には海へ直接アクセスできる日本初のマリーナを備える。小型船ならではの特性を活かし、瀬戸内海や南西諸島、日本全国でこれまでにないクルーズ体験を提供するとしている。
玉野市との共同記者会見で発表
2026年9月29日、玉野市新庁舎で、SEFUの船籍港発表に関する玉野市との共同記者会見が開催された。

会見には右から、玉野市の柴田義朗市長、両備グループCEOの小嶋光信氏、Rヨット株式会社代表取締役CEOの松田敏之氏が出席した。
Rヨット株式会社は、本社を東京都港区に置き、代表取締役COOは新居正弘氏が務める。同社は両備グループの一員として、クルーズ事業の準備を進めている。




