北海道情報交換会
北海道観光機構はこのほど、旅行会社やメディアを対象に、大阪市で観光情報交換会を開き、道内各地の注目トピックスや、秋から来春に向けての最新情報を発信した。機構など13の地域・団体が参加した。
機構が実施した2025年度来訪者満足度調査によると、道外客が道を訪れた回数は「5回以上」との回答が43.3%で、「初めて」(15.5%)や「3回目」(12.9%)などを上回っている。また、初回来道者は札幌や小樽などの定番観光地を中心に訪問するが、リピーターになるほど道東や道北など、より広域・遠方化する傾向にあるという。
重点テーマとして、ガストロノミーとアドベンチャートラベルを掲げ、「観るから没入する旅」を提供するとした上で、リトリート旅や時間差旅を提案する。
トピックスは関西と北海道を結ぶ空路の充実。日本航空は大阪(伊丹)―旭川線を10月25日から、同―女満別線を来年2月1日から通年運航する。12月1日には伊丹―とかち帯広線を新たに開設する。
その他の注目トピックスは次の通り。
【十勝観光誘致空港利用推進協議会】
とかち帯広空港と伊丹空港を結ぶ路線が12月1日就航(毎日1往復)。「大阪から2時間ほどで来ることができ、1泊2日の旅も可能」という。
新たなコンテンツとして、1月9日~2月21日、帯広駅前で「大型イルミネーションイベント」を開催。「中心市街地のにぎわい創出を図るとともに、冬季の宿泊客の満足度向上につなげ、帯広を代表する冬のイベントとして定着を目指す」と意気込む。
【十勝観光連盟】
日本でここだけという「ジュエリーアイス」(豊頃町)やしかりべつ湖コタン(鹿追町)の「氷上露天風呂」などを推す。
幕別町に今年秋、アイヌ文化を伝える施設「チロット」がオープンする。鳥の集まる沼の意味で、アイヌ指導者・吉田菊太郎さんの歩みや、アイヌ文化を体験できる講座などを開催する。
【池田町観光協会】
池田町の名産はワインだが、「60品目あるが、3本から選べばいい」とアドバイス。スパークリング「ブルーム」、赤ワイン「山幸」、ブランデー「ジェンティール」を挙げ、十勝の個性が分かると薦める。
観光施設、ワインメーカー、団体職員の総勢30人が、それぞれの職種、年齢、属性などを生かした観光PRシートを作成。「伊丹・羽田空港発2泊3日で楽しむ冬の十勝モデルプラン」などを提案した。
【オホーツク総合振興局】
流氷ウオーク(斜里町)や流氷カヤック(網走市)、スノーシューツアー(清里町)など、冬のオホーツクならではのアクティビティを推す。
また、網走市に上川大雪酒造による国内最北の酒蔵となる「北緯44度」が誕生した。網走刑務所と共同で、道産杉材を使い、受刑者とともに作った木桶を使うなどユニークな試みも。観光客向けに酒蔵見学と試食体験を予定している。
【北見町】
北見は人口1万人あたりの焼き肉店の数(人口10万人以上の自治体)で全国1位という、焼き肉のまち。焼き肉で地域おこしをしている長野県・飯田、沖縄県・石垣とともに、来年3月21日までスタンプラリーを開催している。
1月29日には「北見厳寒の焼肉まつり」を開催するが、チケットは2分で完売するという人気ぶり。また、観光客向けにミートクーポンを発行している。
【ウポポイ(民族共生象徴空間)】
4月に子供向けの新しい遊び場「トムトム」(ムは小文字)がオープンし、フードコートなども一部リニューアル。
団体適用人数を20人から10人にするとともに、10月31日までの土日祝日には、札幌からウポポイまで「満喫直行バスツアー」を実施する。
【札幌市東京事務所】
「さっぽろホワイトイルミネーション」「ミュンヘン・クリスマス市inSapporo」が11月20日~12月25日、大通り公園で開催される。
また、さっぽろ羊ヶ丘展望台は、来年3月末を最後に、リニューアルのため長期休業に入る。オープンは28年夏ごろを予定。
【北海道歴史文化財団】
「北東アジアの中の北海道」「人と自然のかかわり」をコンセプトに、自然や歴史、文化を物語る五つのテーマで構成する北海道博物館や、トリップアドバイザーの「トラベラーズチョイスアワード2025」を受賞した北海道開拓の村、国指定重要文化財の豊平館をPR。
【丸駒温泉旅館】
今夏、宿泊者限定で楽しめる新たなアクティビティエリア「支笏湖ビーチby丸駒温泉」がオープン。水遊びやカルデラ湖温泉掘り体験のほか、特別席チェアで湖景を眺めながら地元のクラフトビールを楽しむ、1日1組限定の「絶景チェアリング×ビール」プランも始めた。
千歳観光連盟と組み、支笏湖リトリートの旅を提案。来年からは団体客も受け入れる予定という。

北海道情報交換会




