竹内氏
「海底撈(カイテイロウ)火鍋」は、全世界で約1500店舗を展開、累計顧客受け入れ人数は10億人以上という、1994年に四川省で誕生した中国最大の火鍋チェーンだ。日本初上陸は2015年の池袋店。日本には8店舗あり、先日、上野店を訪れた。
店に足を踏み入れた途端、中国に来ちゃったの?と思うような雰囲気にのまれる。スタッフが中国人で、中国語が飛び交っているのだ。われわれ7名は個室だったので、他はどうなっているのか? ちょっと探検。278席と大バコだが、ほぼ満席で、活気に満ちていた。どうやら客も中国人率が高い様子。化粧室も豪華な造りで、ナゼかダイソンのドライヤーが置いてあり、ウォシュレットもTOTOの最上位モデルだった。
注文はタブレットから。まずは、スープを選ぶ。四つに仕切った鍋が二つ運ばれ、テーブルに備え付けられたヒーターに置かれた。8種類全て違うスープで、鶏ガラベースの白湯(パイタン)鍋、麻辣(マーラー)鍋、麻辣湯風味鍋、唐辛子がたくさん浮かんだ秘伝旨(うま)辛(から)鍋、酸味のある金のスーラー鍋、自社栽培のトマトが入った中華トマト鍋、豚ガツ胡椒(こしょう)火鍋、夏限定レモンゆずスープ鍋。どれがどんな味か? 最初に8種類全部ひと口ずつお味見。
麻辣は、植物性油のみを使用した自慢のスープだそうで、結構辛い。麻辣湯風味は、辛さがややマイルド。見た目的には秘伝旨辛の唐辛子のインパクトがスゴかったが、その名の通り旨辛なので、筆者でも食べられる辛さだ。山椒(さんしょう)の粒も入っていて、個人的に好みではある。白湯は安定感のある味わいで、辛味がないのでお口の火事を鎮めるのに良い。レモンスープもサッパリして美味♪
圧巻は、つけダレ・おつまみバー。税込み429円で、ごまダレや沙(サー)茶(チャー)醤(ジャン)、海鮮タレ、キノコタレ、山椒オイルなどのタレ類、刻んだパクチーや万能ネギ、ニンニク、ザーサイ、ゴマやピーナッツなどの薬味系だけでなく、中華風に味付けされた枝豆やサラダ、スープやカットフルーツまで、全て食べ放題! 後で知ったが、火鍋のスープを注文せず、お湯を選択、ここでカスタマイズしたタレを付ける人もいるのだとか。
壁面に、どれをどれくらい混ぜると、どういうタレになるか、写真入りの解説が。スープ自体が美味だったので、筆者はあまりタレに走らず、もっぱら山盛りのパクチーと万能ネギ、ニンニクをどっさり。翌日まで家族に臭いと言われてしまったが、おいしきゃいいのさ!
各自タレを持って個室に戻って来た時、派手な衣装を身にまとい、お面をつけた人が、ラジカセを持って登場。楽しみにしていた、中国四川省の伝統芸能「変面ショー」だ! 音楽に乗って大きな扇子をヒラヒラさせ、顔の前に。扇子が顔面から離れた瞬間、お面が変わっているではないか! 白地に海底撈のロゴのお面から、赤、お次は黄色、そして緑と、目にも止まらぬ速さ。こんなに間近で観られるなんて♪
次号では、お料理について。お楽しみに!
※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。




