補強工事の様子
経済産業省が資源循環経済を成長戦略として位置付け、環境省が循環型社会形成推進基本計画「環境再生・資源循環」を掲げている。天然資源の大半を輸入に頼る日本では化石燃料に頼り、スクラップ&ビルドを繰り返すような社会構造では持続可能でないことから、経済を循環型に変えようという政策である。
1954年竣工の横浜市庁舎が築72年で宿泊施設に転用された一方、1973年竣工の中野サンプラザは築53年で解体されようとしている。いずれも名建築であり、社会での建築に対する考え方は資本主義経済から循環経済に変わりつつあると感じる。私が20代で設計担当した旅館の建物も築50年になり、バブル崩壊、リーマンショックを経て、旅館の客層も使い方も大きく変わり、経営者も20年から25年で交代するが、建物は使い続けられている。
外国では震度7で街全体が大きな被害が生じるが、日本では限定的な被害で済むのは、昔から構造基準があり、日本人の施工が確かだからだ。鉄筋コンクリートの建物は耐震改修などメンテナンスを行えば100年持つといわれるのは私の経験に照らし合わせても納得できる。
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