商談会の様子
静岡県観光協会は7月30日、欧米豪からのインバウンド拡大を図るため、県内事業者と旅行会社との商談会をザ・プリンスさくらタワー東京(東京都港区)で開いた。同様の商談会は3年目。新たな観光資源の発掘や、旅行商品の造成に向けた商談を行った。
参加したのは、県内の観光施設や宿泊施設、交通事業者、市町観光協会など26社・団体と、欧米豪市場を中心に送客力を持つ旅行会社9社。
地域ごとに事業者がまとまって商談に臨み、1回18分の商談を計9回実施。富士山や静岡茶、ワサビなどが訪日客からの人気が高く、各事業者はこうした静岡ならではの観光資源を活用したコンテンツを紹介、活発な商談が行われた。
観光庁の宿泊旅行統計調査(確定値)を基にした中部運輸局のまとめによると、2025年の静岡県内の延べ宿泊者数は2241万人で、このうち外国人は9.9%の223万人。国・地域別にみると、中国が40%で最多で、台湾(9%)、韓国(8%)が続く。欧米豪は、欧州(5%)、アメリカ(同)、オーストラリア(3%)と、数%程度にとどまっている。
同協会事業統括ディレクターの埜村昇氏は、「静岡空港は韓国や香港など東アジア路線が中心で、東京を拠点にして、日帰りで静岡に訪れる外国人が圧倒的に多い。東アジア市場への誘客を引き続き進める一方、滞在日数や旅行消費額が比較的高い欧米豪市場の開拓にも力を入れていく」と意欲を語った。

商談会の様子




