根岸氏
世界で最も美しいバス会社へ
私は次の世代として、時代に合った方法で、三浦半島を訪れる人、そしてこの地域で暮らす人に喜んでいただくという家業の意思を受け継ぎながら、新しい価値を創っていきたいと考えています。
移動とは、人々が新たな可能性や選択肢に出会う行為であり、新しい景色や人との出会い、自分自身を見つめ直す時間であると考えています。
現代では、移動は目的地到着までの時間や費用をかけるコストと捉えられがちです。しかし、本来の移動は、土地を知り、人と出会い、その土地ならではの文化や営みに触れることであり、移動する速度や目線の高さが変わるだけで、見慣れた街の景色はまったく違って見えます。
三浦半島にも、海、畑、漁港、商店街や、そこに暮らす人々の日々の営みがあり、移動するから出会える風景や気づきがあります。私たちはバスを人を運ぶものではなく、地域の魅力をつなぎ、新しい出会いや発見を生み出す存在として捉えています。
目的地までの時間を旅の空白にせず、車窓から見える景色や車内での会話、途中で立ち寄る場所まで含めて、一つの体験としてデザインする。そこに、地域に根差したバス会社だから生み出せる価値があります。
また、多人数の移動に適した貸し切りバスは、観光だけでなく、地域に暮らす人々の移動を支え、点在する場所や事業者を結び、新たな回遊や交流を生み出すことができます。
移動の価値を見つめ直すことは、地域の新たな魅力を発見することにもつながります。モビリティには、まだ多くの可能性があります。
私たちが目指すのは、バス会社の経営ではなく、移動の価値を創る会社になることです。
三浦半島という地域から、人々の新しい出会いやきっかけを創り、あとから誰かと語り合いたくなる体験へと変えていく。
そうした挑戦の積み重ねが、美しいバス会社をつくると信じています。
感動を生む移動体験のために、美意識を磨き続けていく。
この地域の風景を共に。
三浦半島から、世界で最も美しいバス会社を目指してまいります。

根岸氏




