下呂温泉で感謝祭、温泉を寺の本尊に奉納 「温泉は誇り、宝物、活性化の源」


温泉寺の本尊に湯を奉納する、齋藤副委員長(写真右)と瀧委員長(同左)(3日、下呂温泉)

温泉寺の本尊に湯を奉納する、齋藤副委員長(写真右)と瀧委員長(同左)(3日、下呂温泉)

 岐阜県下呂市で3日、温泉への感謝と温泉地としてのさらなる発展を願う、恒例の「温泉感謝祭」が開かれた。関係者らが温泉寺の本尊に温泉を奉納する儀式が厳かに行われ、下呂市の行政関係者らとともに、下呂温泉の振興を誓った。

 温泉感謝祭は1947年に始まり今年で78回目。下呂温泉を「日本三名泉」とした室町時代の僧・万里集九と江戸時代の儒学者・林羅山の功績を顕彰する行事でもある。感謝祭では、両人に扮した関係者らが温泉の湯桶を携えて温泉街を練り歩いた。温泉寺では、芸舞妓衆による舞の奉納の後、温泉を本尊に奉納する「献湯の儀」を行った。温泉功労物故者への読経なども行った。

 温泉感謝祭実行委員会の齋藤正巳副委員長(睦舘代表)は「温泉は、誇りであり宝物であり、下呂市活性化の源。先輩方から受け継いだ大切な温泉を守っていく所存だ」とあいさつ。瀧康洋実行委員長(水明館社長)は「全国で2番目の集中管理方式を命がけで実現したと聞いている。水害など厳しい状況を乗り越えながら今に至ったことをしっかりと受け止め、先人たちに恥じないよう前に進めていきたい」と力強く語った。また、飛騨県事務所の熊谷真一郎所長、下呂市の山内登市長が式辞を述べた。

 8月1~4日に行われた「下呂温泉まつり」期間中には、5頭の竜が乱舞する「龍神火祭り」や「花火ミュージカル夏公演」などの多彩なプログラムが開催され、観光客らでにぎわった。

温泉寺の本尊に湯を奉納する、齋藤副委員長(写真右)と瀧委員長(同左)(3日、下呂温泉)

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