あつ湯とぬる湯の交互浴が楽しめる
鹿児島県さつま町、紫尾山の麓に湧く紫尾温泉に、「神の湯」を楽しめる宿「旅籠 しび荘」がある。紫尾温泉は、紫尾神社の拝殿の下から自然に湧き出ることから神の湯と呼ばれている。かつて紫尾神社あたりに寺があったことから、僧侶が浴用として使用していたと言い伝えられており、その後、一般客へ開放された。派手さはないが、今もなお、神聖な湯治場の風情が漂う。
泉質は単純硫黄泉で、pH9.4以上の強アルカリ性。ぬるぬるとした湯ざわりが心地よく、湯上がりはしっとりとなめらかな肌になることから、「美人の湯」として女性からの人気も高い。
「温度の異なる二つの湯を楽しめるのが自慢です」と話すのは、2代目の山之口愛章社長。源泉温度約51度の神の湯(上之湯)と、敷地内から湧き出る同約43度の「下之湯」の2本の源泉を引き、あつ湯とぬる湯の交互浴で入浴効果もアップ。開放感のある露天風呂では、目の前を流れる夜星川のせせらぎを聞きながら温泉につかることができる。
客室はシングルルームの洋室と、3人まで宿泊可能な和室、和洋室の計5室。料理は地元の食材を取り入れた田舎料理で、猪肉のぼたん鍋などを提供している。
温泉街には共同浴場「神ノ湯」を囲むようにして4軒の宿が立ち並ぶ。姉妹館「四季の杜 紫尾庵」は、山之口社長のご子息で3代目の翔さんを中心に切り盛りしていて、両館ともに良質な温泉と温かなもてなしがリピーターの多さにつながっている。
「小さな宿だからこそできることがある。お客さまに何を提供できるかを常に考えながら宿を営んでいます」と山之口社長。しび荘ならではの魅力づくりに日々磨きをかけている。
【1泊2食付き1人1万2千円から(シングルルームの場合、税込み)】

あつ湯とぬる湯の交互浴が楽しめる




