JAL、約2年ぶりに関西=台北線を運航 インバウンドの地方直行便で地域経済活性化へ


 

日本航空(JAL)は7月21日、インバウンド需要の地方分散を目的とした施策の第一弾として、関西=台北(桃園)線の季節運航と、日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する那覇=台北(桃園)線の2026年下期ダイヤ販売開始を発表した。

関西=台北(桃園)線の運航は約2年ぶり。シルバーウィークや中秋節といった連休に合わせた一部日程を対象に設定し、旺盛なインバウンド需要を関西エリアへダイレクトに取り込む狙いだ。

関西=台北(桃園)線、9月18日から運航

 関西=台北(桃園)線の便名・スケジュールは以下のとおり。

  • JL8667(関西発→台北桃園着):出発9時10分、到着10時50分
  • JL8668(台北桃園発→関西着):出発12時25分、到着16時05分

 運航機種はボーイング787-9。

 運航日は、2026年9月18日、9月20日〜22日、9月24日、9月25日、9月27日、9月28日、10月9日、10月11日、10月12日。

 なお、上記計画は関係当局への申請と認可を前提としており、今後変更が生じる可能性があるとしている。

JTA 那覇=台北(桃園)線、10月25日から翌年3月27日まで

 2026年2月3日に就航したJTAの那覇=台北(桃園)線については、2026年下期ダイヤも引き続き運航する。運航期間は2026年10月25日から2027年3月27日まで。

 スケジュールは以下のとおり。

  • NU301(那覇発→台北桃園着):出発8時35分、到着9時15分
  • NU302(台北桃園発→那覇着):出発10時15分、到着12時50分

 運航機種はボーイング737-800。

 出発時刻については、2026年12月1日〜2027年1月31日は5分早発、2月1日〜3月27日は5分遅発となる。到着時刻については、2026年12月1日〜2027年2月28日は5分早着となる。

 JALは「台北からほど近い那覇との観光・経済交流をさらに活性化するとともに、那覇を玄関口として、JALグループ国内線ネットワークやJAL台北線(羽田・成田・中部・関西発着)と組み合わせることで、周辺の離島や日本各地との周遊が可能になる」としている。

 予約はJAL公式ウェブサイト、コールセンター、JAL指定旅行会社で受け付けている。

オーバーツーリズム解消と地方への直行便が目的

 

 この取り組みの背景についてJALは、「日本の観光業界は、著しいインバウンド需要に沸く一方で、旅行客が首都圏や一部地域に集中することによるオーバーツーリズムが課題となっている」と説明している。

 また、「旅行者のニーズが『モノ消費』から『コト消費』へとシフトするに伴い、地方ならではの豊かな自然や伝統文化、食文化への関心が高まる一方で、二次交通や情報発信の課題から、その魅力が十分に伝わりきっていない地域が多く存在する」とも指摘。

 「海外から地方への直行便を運航することで、知られざる魅力を持つ日本各地へのスムーズなアクセスと観光需要の分散を実現するとともに、地域に新たな経済循環を生み出し、持続可能な観光立国の実現に向けた貢献を図る」と、取り組みの目的を説明している。

 政府が掲げる「2030年までにインバウンド6,000万人」という目標の達成と、インバウンドの「地方ダイレクトイン」送客による地域経済活性化を強力に後押しする施策の第一弾として、今回の台北路線強化が位置づけられている。

参考:JALの台北線スケジュール(2026年9月1日〜10月24日)

 既存のJAL台北線スケジュールは以下のとおり。

羽田=台北(松山)線

  • JL97(羽田発):出発8時55分、到着11時15分/JL99(羽田発):出発18時25分、到着20時50分
  • JL96(台北松山発):出発9時40分、到着13時50分/JL98(台北松山発):出発14時20分、到着18時30分
  • 運航機種:787-9または787-8

成田=台北(桃園)線

  • JL8663(成田発):出発8時55分、到着11時35分、運航機種767-300ER
  • JL809(成田発):出発18時05分、到着20時45分、運航機種737-800
  • JL802(台北桃園発):出発10時25分、到着14時55分
  • JL8664(台北桃園発):出発12時45分、到着17時15分、運航機種767-300ER

中部=台北(桃園)線

  • JL8671(中部発):出発10時40分、到着12時45分、運航機種737-800
  • JL8670(台北桃園発):出発14時05分、到着17時55分

今後も提携航空会社との協業を含め取り組みを加速

 JALは今回の取り組みについて、「第一弾」と位置づけており、今後もJALグループのリソースをフル活用しながら、提携航空会社との協業も含め、取り組みを加速していく予定だと表明している。

 「国内外のパートナーや地域の皆さまと手を取り合い、強固な航空ネットワークを活かして『地域と都市部・世界』『人と人』をつなぐことで、地域の社会的・経済的価値を創出し、持続可能な社会の発展に全力で貢献してまいります」と、グループとしての方向性を示した。

 今回発表された関西=台北(桃園)線と那覇=台北(桃園)線の詳細については、JAL公式ウェブサイト(https://www.jal.co.jp/)で確認できる。

 
 

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2025年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング」(2026年1月12日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒