アメリカ全土の「おすすめ50選」を一挙公開 ブランドUSAが夏のアウトドア情報特設ページを開設


 ブランドUSAは2026年6月25日、公式ウェブサイト上にアメリカならではの雄大なアウトドア体験を楽しめる旅行地やアトラクションの情報を集約した特設ページを開設した。夏の行楽シーズンを前に、国内50か所の旅行先とアクティビティを一挙に紹介する内容で、「国立公園の驚異」「水遊びを楽しむ」などテーマ別の旅程も網羅している。

 アメリカには魅力的なハイキングコース、風光明媚なサイクリングロード、人里離れた閑静な島々、自然との一体感を味わえる没入型アクティビティなど、バラエティに富んだアウトドア体験が揃っている。ブランドUSAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)、フレッド・ディクソン氏は次のようにコメントしている。

 「アメリカの広大な国土と圧倒的な自然の多様性は、この国を旅する大きな魅力の一つです。一つの旅行先でこれほどバラエティに富んだアウトドア体験を楽しめる国は世界でもそう多くないでしょう。近年、旅行者は自然とのふれあいや冒険、そして心に残る体験をますます求めるようになっています。アメリカは、国内のあらゆる地域において、尽きることのない新たな発見の機会を提供し続けているのです。」

 今回公開された50の旅行先とアクティビティは、「スリルに満ちた冒険の旅」「記憶に刻まれる景色に出会う旅」「野生動物に出会う旅」「自然の癒しを満喫できる旅」「人跡未踏の地を訪れる旅」の5つのカテゴリーに分類されている。

スリルに満ちた冒険の旅

 アドベンチャー色の強い体験として最初に挙げられているのが、メイン州のマフースック・ノッチでのハイキングだ。アパラチアン・トレイルの中でも「最も過酷な1マイル」として広く知られるこの区間は、巨大な岩が折り重なる険しい岩場や、洞窟のような狭い隙間をくぐり抜けるコースが待ち受ける。岩と岩の間は夏になっても氷が残るほど気温が低く保たれている。

 テネシー州・アラバマ州・ジョージア州にまたがる石灰岩地帯「TAGカントリー」は、世界有数のケービング(洞窟探検)の名所だ。地下河川や地下滝、複雑な縦穴など変化に富んだ地形が広がり、初心者向けガイドツアーから高度な技術を要するコースまで幅広いレベルに対応している。なかでも「エリソンズ・ケーブ」は全米で最も深い約180メートルの垂直洞穴を擁し、熟練した洞窟探検家にとっての憧れのスポットとなっている。

 テネシー州ピジョンフォージのワイルドサイドパークには、2025年に「メガジップ(MegaZip)」がオープンした。全長1.76キロ、高低差約300メートルのコースを最高時速約90キロで滑走できる北米最長のジップライン。4本のラインが並行して設置されており、スモーキー山脈の絶景を背景に仲間同士でレースを楽しむことも可能だ。

 アーカンソー州ベラビスタのOZトレイル・バイクパークは、2026年6月12日にオープン予定のリフト付きマウンテンバイクパークだ。オザーク山地に約32キロのダウンヒルトレイルを整備し、初心者向けのフローコースから最上級者向けのコースまで多彩なルートを備えている。高速チェアリフトで効率よく何度でも滑走できるほか、ベースエリアには飲食施設やバイクサービス、交流スペースも完備されている。

 ノースダコタ州のマー・ダー・ヘイ・トレイルは、全長約240キロに及ぶバックカントリー・ハイキングトレイル。風雨による浸食が生み出したノースダコタ州西部のバッドランズを横断し、孤立したビュート(卓状丘)、草原、高原、峡谷など変化に富んだ景観を楽しめる。2026年には「セオドア・ルーズベルト・トレイル・システム」の一部として正式に組み込まれる予定だ。

 コロラド州テルライドのテルライド・ヴィア・フェラータは、断崖に張り巡らされたワイヤーケーブルや梯子、鉄製ステップを使い、谷底から約150〜180メートルの断崖を突き進むアドベンチャー感満載のトレイル・プログラムだ。ブライダル・ヴェール滝やサンファン山脈を一望できる全長約3〜5キロのコースを、約4〜5時間かけて進む。

 アイダホ州のヘルズキャニオンでは、ジェットボートツアーやラフティングで北米で最も深い渓谷を流れる川を豪快に航行できる。最深部ではグランドキャニオンをも上回る深さを誇るこの渓谷では、家族で楽しめる穏やかな川から数日間にわたる上級者向けの行程まで、多彩なコースが揃っている。

 カリフォルニア州ユーレカのレッドウッド・スカイウォークは、セコイア・パーク動物園内の成熟したカリフォルニア・レッドウッドの樹冠を縫うように設置された高架遊歩道だ。地上約30メートル、全長約400メートルのコースはアメリカ西部で最長のスカイウォークであり、その大部分がADA(アメリカ障害者法)に準拠したバリアフリー設計となっている。

 アラスカ州では、アンカレッジあるいはスワードを起点にヘリコプターで氷原へと降り立つ「グレイシャー・セントラル」が体験できる。チュガッチ州立公園などでクレバス、融解池、変化し続ける青い氷の造形が広がる壮大な氷河生態系の上に直接降り立てるほか、積雪上での通年型犬ぞりやオフロードスノーモービルを組み合わせたツアーも多くの会社が提供している。近隣のマタヌスカ氷河では垂直の氷壁を登るアイスクライミングも人気だ。

 米領バージン諸島セント・クロイ島では、横並びシートを備えた自動車型のジェットスキー「エキゾチック・カー・ジェットスキー」が体験できる。フレデリクステッド近くの穏やかな海で、約1時間のドライブ体験を楽しめる。

記憶に刻まれる景色に出会う旅

 ノースカロライナ州ハーカーズ島のケープ・ルックアウト国立海岸は、大西洋沿岸に約160キロにわたって連なるバリアー島の海岸保護区だ。野生の浜辺でのカヤックやカヌー、磯釣り、キャンプのほか、独特のひし形模様で知られる歴史深いケープ・ルックアウト灯台も見学できる。

 ルイジアナ州ブローブリッジのアチャファラヤ盆地は、ミシシッピ川が形成した緩やかな水路、スペイン苔をまとった糸杉の森、豊かな湿地の生態系が息づくアメリカ最大の湿地帯。ガイド付きのボートやカヤックツアーでは周辺の景観とケイジャン文化のつながりも学べる。

 テキサス州のパロ・デューロ・キャニオン州立公園は「テキサスのグランドキャニオン」として知られ、米国第2位の規模を誇る峡谷だ。赤色の岩々や台地、侵食地形の中でハイキングや乗馬を楽しめる。

 ミシガン州のピクチャード・ロックス国立湖岸では、スペリオル湖沿いに色鮮やかな砂岩の断崖が聳え立ち、海食洞、滝、長い湖岸線が点在する。断崖沿いのハイキング、ボートツアー、カヤックなどを楽しめる。

 ウィスコンシン州のアポストル・アイランズ国立湖岸は、スペリオル湖沿いの森林に覆われた島々と荒々しい崖の湖岸に、海食洞、歴史深い灯台、カヤックルートなどが揃うエリアだ。冬になると大陸側の断崖沿いに幻想的な氷の洞窟が形成される。

 コロラド州には標高約4,300メートル以上の山々「フォーティーナー(14ers)」が58峰集中しており、世界中の登山者が難易度の異なる峰々に挑戦している。特にエルバート山はロッキー山脈最高峰だ。全米では合計96峰を数える。

 ワイオミング州イエローストーン国立公園のスチームボート・ガイザーは、噴出時に水が約90メートル以上も噴き上がる、現在も活動中の世界最大の間欠泉として知られている。噴火のタイミングは不規則で、数年間隔が空くこともある希少な地質現象だ。この地域はフライフィッシングでも非常に人気が高い。

 アリゾナ州・ユタ州のナバホ・ネーションが所有・管理するモニュメント・バレー・ナバホ部族公園には、広大な平坦な盆地から赤い砂岩のビュートが聳え立つ砂漠の風景が広がる。ジープツアーやガイド付きのバックカントリーハイキングで探索できる。車で西へ約2時間のところにあるアンテロープ・キャニオンは、滑らかな波状の岩壁と劇的な光の筋が美しいスロット・キャニオン。ガイドツアーでのみ入場可能だ。

 ニューメキシコ州のタオス・プエブロは、北米内で最も古くから継続的に人が住み続けているエリアのひとつで、ユネスコ世界遺産にも登録されている。サングレ・デ・クリスト山脈を背景に多層のアドビ建築が立ち並び、伝統的な建築様式、儀式、文化的慣習が今も受け継がれる現存する先住民コミュニティだ。

 同じくニューメキシコ州のホワイト・サンズ国立公園は、真っ白な石膏の砂丘が風によって常に変化し、広大な波状の砂漠を作り出す。巨大な砂丘でのソリ滑り、ハイキング、サンセット鑑賞、そして米国屈指の暗い夜空を活かした夜間写真撮影が楽しめる。

 ネバダ州のバレー・オブ・ファイア州立公園はラスベガス近郊で最も視覚的に印象的な砂漠地形を誇り、鮮やかな赤いアステカ砂岩の造形と古代の岩絵(ペトログリフ)を見学できる。

 カリフォルニア州のビッグ・サーは、レッドウッドの森を抱く険しい断崖が太平洋へと落ち込む劇的な海岸線で、米国で最も景観の美しいドライブルートとして知られる。

 カリフォルニア州とネバダ州にまたがるデス・バレーは、米国で最も暑く、最も乾燥し、最も低地にある国立公園。塩原、砂丘、荒地、色彩豊かな峡谷が広大な砂漠盆地に広がる。バッドウォーター盆地、ザブリスキー・ポイント、春の野花の開花などが見どころだ。

野生動物に出会う旅

 メイン州グリーンビルのムースヘッド湖は、州北部の森林地帯「ノース・ウッズ」の森と山々に囲まれたメイン州内最大の湖だ。5〜6月には「ムース・メイニア」というムース(ヘラジカ)観察イベントが開催され、北東部で野生のムースを目撃できる最良のスポットのひとつとなっている。

 ニュージャージー州のラコタ・ウルフ・プリザーブとペンシルベニア州ランカスター郡リティッツのペンシルベニア州ウルフ・サンクチュアリ、この2つの保護区ではオオカミとの間近な出会いが体験できる。前者はネイティブ・アメリカンが管理する施設でキツネやボブキャットも生息し、後者はかつてペットとして飼われていた個体を含む行き場を失ったオオカミやオオカミ犬の永住の地となっている。

 メリーランド州とバージニア州にまたがるアサティーグ島は、野生の馬、広大なビーチ、変化する砂丘で知られる大西洋岸のバリアー島だ。カヤック、バードウォッチング、海岸キャンプなどを楽しめる。

 フロリダ州クリスタル・リバーは、冬季も温かい湧き水が湧く保護区で、アメリカ国内で合法的にマナティーと一緒に泳ぐことができる数少ない場所のひとつだ。透明度の高い川ではカヤック、パドルボード、野生動物観察も楽しめる。

 フロリダ州ジュピター・アイランドのブローイング・ロックス・プリザーブは、アメリカ屈指のサメ・ダイビングの聖地。ケージ・ダイブとフリー・ダイブのオプションが用意されている。陸上では、大西洋の波が侵食された石灰岩の岩礁へと流れ込み、劇的な海水の飛沫を舞い上げる海岸線が広がる。

 フロリダ州のエグモント・キー州立公園は、タンパ湾近くに浮かぶ離島でイルカの目撃情報が頻繁に報告されている。シュノーケリング、海釣り、貝拾いのほか、歴史的なフォート・デイドの遺跡やエグモント・キー灯台も見どころだ。

 ニューメキシコ州のカールスバッド・カバーンズ国立公園は、「ビッグ・ルーム」など巨大な空間を含む広大な石灰岩の地下洞窟網。夏の夜には数千匹ものコウモリが洞窟の入口から一斉に飛び立つ「バット・フライト」も見ものだ。

 テキサス州コーパス・クリスティのパドレ・アイランド国立海岸は、世界最長のバリアー島として知られる。砂丘、潮汐干潟、海岸草原が連なり、ビーチでのキャンプ、季節ごとのウミガメの産卵(特にケンプ・ヒメウミガメ)の見学、北米屈指の渡り鳥のルート沿いでのバードウォッチングを楽しめる。

 サウスダコタ州のカスター州立公園は世界最大級の公有バイソンの群れを擁し、広大な大草原をガイド付きサファリツアーで巡れる。全長約29キロのワイルドライフ・ループでは、季節の移動期に数百頭、時には千頭を超えるバイソンをはじめ、アンテロープ、ロバ、プレーリードッグなどを目撃できる。

 ミネソタ州とオンタリオ州の境に位置するレイク・オブ・ザ・ウッズは、約4,400平方キロの湖面に14,500以上もの島が点在する。「ウォールアイ(スズキの一種)の世界首都」とも呼ばれるアイスフィッシングの名所で、国内でも有数の長期間かつ豊かなアイスフィッシング・シーズンを誇る。

 ワシントン州のサンファン諸島は、4月から10月にかけてカヤックを楽しんだりフェリーからシャチを観察できるアメリカ屈指のスポットとして知られる。美しい海岸の景観、静かな港、湖岸公園が広がる風光明媚な群島だ。

 ハワイ州マウイ島沖のモロキニ・クレーターは、ボートでしかアクセスできない半没した火山性の三日月形の島で、ハワイ屈指のシュノーケリング・ダイビングスポット。透明度の高い海水、鮮やかなサンゴ礁、豊富な熱帯魚のほか、エイやリーフシャークに出会えることもある。近くには海鳥の保護区やハワイアン・グリーン・シータートルがよく姿を見せる「タートル・タウン」もある。

 ハワイ州ビッグ・アイランドでは日没後、コナの沖合でマンタレイとのナイトシュノーケリングが体験できる。年間を通じて見学可能だが、特に4月から11月にかけては生物発光プランクトンが輝き、島でも最も幻想的な海中体験のひとつとなる。

 プエルトリコ州ビエケス島のモスキート湾は、昼間は野生の馬が湾周辺のビーチや道路を自由に歩き回り、夕刻になると海水が米国内で最も輝くとされる生物発光湾へと変貌する。夜光虫(ジノフラジェラタ)と呼ばれる微小な生物が光を放ち、月のない暗い夜にカヤックで漕ぎ出すと神秘的な体験が待っている。

自然の癒しを満喫できる旅

 ロードアイランド州ニューポートのクリフ・ウォークは、全長約5.5キロの風光明媚な海岸遊歩道だ。大西洋を望む迫力ある断崖、黄金時代の豪邸、そして1800年代に建造された歴史的な石段「フォーティー・ステップス」を見学できる。舗装された平坦な区間の一部はADA(障害者法)基準を満たしているが、軽度のロッククライミングが必要な区間もある。

 バーモント州のバーモント・ハッツ・アソシエーションは、薪ストーブ付きの素朴なキャビン、ユルト(遊牧民が伝統的に使用していた移動式の組立て式住居)、稼働中の酪農場内の建造物など、19か所の施設からなるアウトドア宿泊施設の集合体。キングダム・トレイルズ、ブレッド・ローフ・マウンテン、地元アベナキ族の文化的遺跡など周辺の観光スポットを探索する拠点として活用できる。

 インディアナ州インディアナポリスのグレーター・インディ・トレイルウェイズは、2026年4月に開設されたばかりの、総延長約1,300キロにも及ぶ自転車専用道のネットワークだ。インディアナポリスの中心部と周辺のグリーンウェイなどを結んでいる。全長17キロのニッケル・プレート・トレイル、64キロ以上の地域周回ルート、ヘンリー・ストリート・ブリッジのライトアップされたトレイル施設、夜間サイクリングのためのグロー・トレイルなどが含まれ、走路沿いには自転車のレンタルスポットや無料e-bikeプログラムも整っている。

 アリゾナ州スコッツデールのマクダウェル・ソノラン・プリザーブは、フェニックス郊外に広がる120平方キロメートル以上の広さのソノラン砂漠を保護する米国最大の市立公園。花崗岩の地形、砂漠の水路、サグアロサボテンが点在する斜面を縫うようにトレイルが張り巡らされ、マクダウェル山脈の眺望も随所で楽しめる。

 オレゴン州のシルバー・フォールズ州立公園は、「オレゴン州立公園の王冠の宝石」とも称され、豊かな温帯林の中に点在する10か所の滝を巡る「テン・フォールズ・トレイル」で特に知られている。ルートの最大の魅力は複数の滝の裏側を歩ける珍しい体験で、霧に包まれた岩棚、苔むした玄武岩の断崖、鬱蒼とした緑が太平洋岸北西部でも有数の「絵になる」ハイキング体験を作り出している。

 ワシントン州のビッグ・フォー・アイス・ケーブズは、シアトルから日帰りで訪れることができる、家族連れにも優しい比較的短いハイキングコースだ。ビッグ・フォー・マウンテンの麓に毎春〜夏にかけて雪解け水が削り出す印象的な青い氷の洞窟が広がる。洞窟自体は不安定で立ち入ることはできないが、トレイルからは滝、高山の景観、残雪地帯を間近で見学できる。

 アラスカ州フェアバンクスのチナ・ホット・スプリングスは、天然の温泉ミネラルプールに浸かりながら夜空にオーロラを眺めることができる遠隔地の地熱リゾート。「世界最大の通年型氷の空間」と称される施設内に氷の彫刻が展示される「オーロラ・アイス・ミュージアム」や、周辺の亜寒帯林へのバックカントリー・アクセスも楽しめる。

人跡未踏の地を訪れる旅

 ジョージア州のタイビー・アイランドは、サバンナ川の河口に位置する閑静なバリアー島だ。広大な大西洋のビーチ、潮汐湿地、18世紀に建てられた保存状態の良い灯台が魅力。ガイド付きのサメの歯発掘ツアーが有名で、干潟や浅海での化石探しを通じてこの地域の長い自然の歴史を学べる。

 アイオワ州のレス・ヒルズは、深い土壌、独特の草原生態系、鋭く削られた地形が特徴の珍しい地質形成地。風によって堆積したシルト(黄土)が急峻で細い尾根を作り出し、世界有数の集中した黄土景観を形成している。

 コロラド州のメサ・ベルデ国立公園はユネスコ世界遺産に登録されており、アナサジ(祖先プエブロ人)が建てた保存状態の優れた断崖住居で知られている。北米最大の集落遺跡、クリフ・パレスの見学や、数世紀にわたる人類の歴史が刻まれたメサの頂上や峡谷へのハイキングが楽しめる。

 テキサス州のサン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園もユネスコ世界遺産に登録されており、サン・アントニオ川沿いに18世紀のスペイン植民地時代の伝道所群を保存している。川沿いに広がるミッション・リーチは、歴史的遺跡と復元された自然河川回廊、自転車道、豊かな河畔生息地を結んでいる。

 米領サモアのアウヌウ島は水上タクシーでアクセスできる小ぶりの火山島で、湿地、マングローブ、熱帯雨林、黒砂ビーチなどから構成される自然環境の中で伝統的な村の生活を体験できる。火山性のくぼ地に形成された淡水湖パラ湖、タロイモ畑、そして地元のデザート「アウヌウ・ファアウシ」(タロイモ、タピオカ、ヤシクリーム、キャラメル状の砂糖を組み合わせたプリンのようなデザート)が観光のハイライトだ。

 北マリアナ諸島サイパン島の「ザ・グロット」は、「サイパン」と書かれた有名な道路標識を過ぎた約1.5キロ先にある、海に向かって開口する水中洞窟システム。太平洋でも屈指のダイビングスポットとして知られ、強い流れに挑む上級ダイバーを、神秘的な水中光と豊かな海洋生物が息づく抜群の透明度が待ち受ける。

 ブランドUSAはアメリカ合衆国の公式観光促進団体で、米国旅行促進法(Travel Promotion Act)に基づき設立された。戦略的なマーケティング活動と旅行政策に関する情報発信を通じて訪米意欲の高い海外旅行者を誘致し、米国経済の成長と地域社会の発展に貢献することを使命として掲げている。なお、ESTA(電子渡航認証システム)利用者から徴収される費用の一部と、全米各地の観光局や旅行関連ブランド、その他民間企業・団体からの拠出金を財源とし、米国納税者の負担なしで活動している。

 2013年以降の13年間にわたり旅行業界のパートナーと連携して実施してきたマーケティング施策を通じて、ブランドUSAは訪米旅行者を1,130万人増加させ、約381億ドル(約5兆9,055億円/1ドル=155円換算)の旅行消費を創出した。その経済効果は累計で829億ドル(約12兆8,495億円)に達し、年間平均4万件以上の雇用を支えている。連邦・州・地方政府において累計約110億ドル(約1兆7,050億円)の税収創出にも寄与している。

 
 

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