【私の視点 観光羅針盤 527】国際観光旅客税3倍、観光予算の転換点 吉田博詞


私の視点 観光羅針盤

 7月1日から国際観光旅客税が現在の1人千円から3千円へ引き上げられる。海外へ出国する全ての旅行者が対象となる。2019年の導入以来初の見直しであり、観光政策の転換点となりそうだ。

 国際観光旅客税は「出国税」とも呼ばれ、税収は出入国の円滑化や観光資源整備、国際観光振興に充てられる。これまで年間約500億円規模だった税収は、引き上げにより年間1500億円規模へ拡大する見込みである。観光庁予算の推移を振り返ると、その意味がよく分かる。2020~21年度はGo Toトラベルなどにより1兆円を超える財政支出が続き、観光庁は観光振興よりも観光産業支援の役割を強く担った。

 一方でコロナ収束後は平時予算へと回帰していく。2024年度は当初503億円、補正を含め1046億円、2025年度は当初530億円、補正を含め755億円となった。そして2026年度は国際観光旅客税の引き上げを背景に、当初予算だけで1383億円へと大幅に増額された。さらに2027年度には税率引き上げの効果が通年で反映されることから、1700億円規模に達する可能性もある。

ペイウォール会員向け記事です。

 
 

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2025年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング」(2026年1月12日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒