【地域創生と観光ビジネス102】丸紅と資本提携の「沖縄ツーリスト」観光産業の芙蓉峰をめざす 千葉千枝子


 6月2日朝、沖縄タイムスから衝撃の速報が届いた。「沖縄ツーリストが丸紅の傘下に」。そのタイトルをみて、すぐさま同社の東(ひがし)良和会長へ連絡を入れた。寝耳に水の一大事。それも相手は大手総合商社の丸紅である。繊維や原子力、カーボン排出権などを扱う企業が、なぜ観光なのか。

 その1週間後、那覇へと飛んだ。本社会議室で、笑顔で出迎えてくれた新・経営陣の皆さんの名刺には、すでに丸紅のロゴが赤く刷られている。かなり早い時期から、水面下で交渉があったものと直感した。

 米国統治下の1958年、先代の良恒氏らが創業した同社は、慰霊団の受け入れや米軍関係者の渡航手配を手がけた。本土往来にもパスポートが必要な琉球政府の時代だ。復帰前の1970年には、県内初のレンタカー会社「OTSレンタカー」を興して、のちの自由旅行ブームの礎を築いた。

 2代目の良和氏は、米国コーネル大学ホテル経営大学院を修了した観光経営のプロである。北海道をはじめとする県外、さらには台湾やニュージーランドなど海外にも拠点を設け、ダイナミックに事業展開を進めてきた。

ペイウォール会員向け記事です。

 
 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2025年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング」(2026年1月12日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒