【本だな】今昔地図でたどる 京都御土居散歩 原島広至著


 「御土居」(おどい)とは、「天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と、鴨川の氾濫から市街を守る堤防として、天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁」(京都市のホームページから)。

 ただ江戸時代になり外敵の脅威もなくなったことから堤防の役割を果たすもの以外は徐々に取り壊され、現在はわずかに名残をとどめるのみになっている。

 同書は、現代の地図と昔の地図を重ねる「今昔地図」をもとに、過去と今をつなぐ痕跡をたどりながら、京都駅から反時計回りに御土居跡に沿って歩く紙上歴史散歩。

 歴史・サイエンスライター、エディトリアル・デザイナー、マルチメディア・クリエイター、3DCG作家などの肩書を持つ著者による、「通り一遍の京都観光ガイドでは満足できないマニアックな大人向けの京都街歩きガイド」。

 四六判、160ページ。本体価格1800円+税。発行=学芸出版社。


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