JALグループ企業サイトをリニューアル 「Soaring Together」の世界観をデジタルに体現


「心が上を向き、想いを胸に一歩を踏み出す瞬間をともにつくる」

 日本航空(JAL)は6月19日、JALグループ企業サイト(https://www.jal.com/ja-jp/)のトップページおよび各カテゴリトップページを中心としたリニューアルを実施した。

 2026年3月に策定した新ブランドスローガン「Soaring Together」の世界観をデジタルタッチポイントに反映し、ステークホルダーがJALの目指す未来や想いに触れ、共感できるサイトへの進化を目的としたもの。直感的なナビゲーションの刷新と、新コンテンツの提供が主な柱だ。

 今回のリニューアルは、JALが2025年11月から推進しているプロジェクト「New JAL Digital Experience」の中核をなす取り組みとして位置付けられている。同プロジェクトは、お客さまの日常と旅をつなぐデジタル体験をアップデートすることを目的に始動したものだ。

リニューアルの背景

 JALは2026年3月に「JALグループ経営ビジョン2035」が思い描く未来の社会の実現に向けたブランドスローガン「Soaring Together」を策定した。

 同スローガンには、「JALグループ社員が心を一つに、お客さまの心がそっと上向き、その想いを後押しするパートナーでありたい」という強い決意が込められている。

 今回のサイトリニューアルは、この「心が上を向き、想いを胸に一歩を踏み出す瞬間をともにつくる」というJALの約束を、移動の瞬間だけでなく、日常のデジタルタッチポイントにおいても体現するためのものだとJALは説明する。

 情報参照の場としての利便性を追求するだけでなく、JALが目指す未来の社会像や企業姿勢を視覚的・情緒的に伝え、共感の輪を広げることを方針として掲げる。

リニューアルの4つのポイント

 今回のリニューアルで打ち出された主なポイントは4点だ。

1. 「JALの想い」に直感的に触れられるデザインへ刷新

 「Soaring Together」の世界観を軸に、印象的な写真やメッセージを通じて、JALが目指す未来や想いに直感的に触れられるデザインへと刷新した。文字情報だけに頼らず、視覚的・情緒的に伝えるデザインを追求したとしている。

2. 欲しい情報にスムーズにアクセスできるストレスフリーなUI/UX

 必要な情報へスムーズに、そして直感的にたどり着けるよう、カテゴリ構造を見直した。ホームおよび各カテゴリトップページの情報配置を整理し、写真を効果的に活用した視覚的なデザインへと刷新。どこに何の情報があるのかが一目で分かるような視覚的工夫を凝らした。

3. すべてのお客さまに、等しく心地よい操作性を提供

 Webアクセシビリティに配慮し、誰もが快適に利用できるよう、より分かりやすく使いやすいページへとアップデートした。

4. 新コンテンツ「JALとつながる」ページの新設

 JALをより身近に感じてもらうための新しいページを開設。五感をくすぐる出会いや体験を通じ、新たな一歩を踏み出すきっかけづくりや、そこから広がる豊かなつながりを後押しするJALの取り組みを、順次発信していくとしている。

新設「JALとつながる」ページの内容

 新たに設けられた「JALとつながる」ページは、「心に響く、出会いと体験を」をコンセプトに掲げる。

 「JALは、移動中や旅先、日常生活のあらゆる場面で、お客さまの心に響く出会いと体験をお届けし、新たな一歩をそっと後押ししていきます」というメッセージが同ページに記されている。

 ページの構成は「五感で楽しむ」「一歩を踏み出す」「つながりを広げる」の3つのカテゴリで整理されており、JALグループのさまざまな取り組みが紹介されている。

 「JALが目指すのは、お客さまの心がそっと上向く瞬間をつくることです。五感をくすぐる出会いや体験を通じ、新たな一歩を踏み出すことや、そこから広がる豊かなつながりを後押しする存在でありたい。こうした私たちの想いを体現する、これまでの取り組みをご紹介します」とも記されている。

 同ページで紹介されている取り組みの具体例は以下の通りだ。

  • 夏でもおいしい「いちご」栽培:JALグループはPowerX社や北海道大学と連携し、太陽光発電と蓄電池を活用したカーボンゼロによるいちごの周年プロジェクトを推進している。

  • 国や言葉を超えた高校生たちの絆を結ぶ:JALグループの企業ロゴ「鶴丸」のモチーフであるタンチョウは日本で繁殖する唯一の野生の鶴であり、その鶴を架け橋にJALグループが取り組む国際的な交流活動を紹介している。

  • 生き生き働く多様な社員、挑戦が磨くおもてなしの心:JALグループでは多様な社員がそれぞれの個性を活かして働いており、JALサンライトの社員は半数以上が障がいを持つ社員で構成されていることが紹介されている。

  • 次世代エネルギーではたらくクルマたち 空も地上も脱炭素へ:JALグループは持続可能な航空燃料(SAF)や低燃費機材の導入に加え、官民一体で空港のはたらくクルマも進化させていることを発信している。

  • 職人の技と想いをものづくりに込めて グローブ・トロッターとJALがコラボ:120年以上の歴史を持つGlobe-Trotterとのコラボレーション。

  • 10月は乳がん検診啓発月間 「ピンクリボンコンテナ」:乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える「JALピンクリボンキャンペーン」の一環として2023年から展開されている取り組みを紹介。

  • 子どもたちにスポーツの楽しさを伝えたい! 「JALアスリートアカデミー」:JALアスリート社員が全国各地を巡り、スポーツの魅力を伝えるとともに、各地のスキルアップに向けてアドバイスを行う取り組み。

  • 手作りで届けるコミュニケーション:2022年4月にTikTokの運用をスタートした取り組み。より多くの人にJALを身近に感じてもらいたいという想いを背景に展開。

  • 始めよう!「マイル de FANLIFE」:JALグループのサービス「マイル de FANLIFE」は、少ないマイルをスポーツチームへの「応援」や「体験」に活用できる仕組み。

  • 地域とつながる、二地域居住:「つながる、二地域暮らし」は、マイルを活用して移動し、地域住民と交流できるプログラム。参加者は選んだ地域へ移動する形での参加となる。

  • JALふるさとむすびで見つけよう! 新しいふるさと:「ただいま」と言いたくなる自分だけのふるさとに出合うことを目指す取り組み。単なる観光でも移住でもない形で、地域とゆるやかにつながることを促進。

  • スマホ代をおトクに、航空券もゲット!? 「JALモバイル」:JALモバイルは月たったの50円の利用料金で、1年に1回の特典が得られるJALならではの魅力にあふれたスマホプランとして紹介されている。

「New JAL Digital Experience」との連動

 今回のリニューアルが位置付けられる「New JAL Digital Experience」は、2025年11月27日付のプレスリリース「JALの4つのデジタル体験が向上する 『New JAL Digital Experience』を始動」として発表されたプロジェクトだ。

 顧客の日常と旅をつなぐデジタル体験のアップデートを目指すもので、今回の企業サイトリニューアルはその中核をなす取り組みとして実施された。

 また、今回のリニューアルの根幹にある新ブランドスローガン「Soaring Together」は、2026年3月2日付のプレスリリース「JALグループ、新ブランドスローガン『Soaring Together』を策定」として発表されたものだ。

継続的な改善を表明

 JALグループは、「これからもすべてのステークホルダーの皆さまに、より分かりやすく伝わる情報発信を目指し、WebサイトのアクセシビリティとNの向上に継続して取り組んでまいります」と表明している。

 企業サイトはhttps://www.jal.com/ja-jp/ で公開中だ。

 
 
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