カーボンクレジット発行証書
今年3月に会社設立15周年を迎えたアースアンドウォーター(本社=東京都千代田区)は、旅館・ホテルをはじめとする法人向けに節水装置の製造・販売およびレンタル事業を展開している。この4月には、同社の装置により水の使用量とともに削減された8施設のCO²(二酸化炭素)排出量が、クレジットとして初めて認証された。「宿泊施設で日常的に行われている『客室のシャワーを使う』『大浴場に入る』という行為が、新たな価値を生み出そうとしている」と同社。
節水で「経費削減」から「環境への貢献」に
2023年4月1日から今年1月31日までの3年弱で、同社の装置により節水に取り組んだ8施設(ホテル4、病院2、温浴施設1、特別養護老人ホーム1)は、合計316トンのCO²の排出削減を実現した。この排出分を、カーボンニュートラル支援事業を手掛けるLinkhola(本社=東京都港区)がクレジットとして認定した。
CO²を排出する事業者などは、このクレジット(カーボンクレジット)を買い取ることにより、購入したクレジットと同等のCO²削減を図れたと認められる。

カーボンクレジット発行証書
水の使用量を減らすことで、水処理や湯沸かしに使われるエネルギーが削減され、同時にCO²の排出量も削減されるという流れ。同社の装置による節水は、CO²の削減とともに、その先のクレジットの創出までつながった。このクレジットについて、既に「購入したい」との声が同社に相次いでいるという。
節水対策といえば、水道代などの経費削減が主な目的だったが、「その意味が大きく変わり始めている」と同社。「コスト削減にとどまらず、新たな価値を生み出す取り組みとしても注目すべきもの」としている。
旅館・ホテルについては、「これまで水やエネルギーをもっぱら消費する側と思われていたが、(同社の装置の導入で)CO²削減という新たな価値を生み出す存在となる。宿泊客に特別なことを強いる必要はなく、シャワーを使い、大浴場に入るといった今まで通りの行動でもCO²削減につながる」
「これからは『どれだけ快適か』だけでなく、『どれだけ環境に貢献しているか』で施設が選ばれる時代にもなっていくだろう。この取り組みを1軒にとどまらず、他の施設にも波及させることで、地域全体の評価やブランド力の向上につながるはずだ」
同社は一連の取り組み(名称=ECO WAVE PROJECT)を、国が目指す2050年のカーボンニュートラル(CO²排出量の実質ゼロ)実現に向けて、有力な選択肢として広く普及させたい考えだ。
この件についての問い合わせ先はアースアンドウォーターTEL(0120)741506。




