エイチ・アイ・エス(HIS)は5月20日、日本三大花火の一つとして知られる「長岡まつり大花火大会」を次世代へつなぐ「長岡花火花育旅プロジェクト」を開始した。平和の尊さを発信する専用サイトを開設したほか、花火大会が継承されてきた背景などを学習してもらう高校生向けバスツアーを発売した。
同大会は、1945年8月1日の長岡空襲で命を落とした人々への慰霊と復興を願う「長岡復興祭」が起源。戦後80年が経過し戦争体験者が減少する中で、花火に込められた「平和への祈り」という本質的な価値の次世代継承が課題となっていた。
そこで同社では「なぜ、花火を上げるのか」という問いを可視化。大会に参加する子供たちを、花火の「観客」から平和を語り継ぐ「伝承者」へ変えることを目的に、同プロジェクトを発足させた。特設サイト「空がつなぐ、1945―2026」を開設し、プロジェクトの目的や歴史的背景を広く社会へ周知している。
高校生限定のバスツアー「花育旅」も企画・発売した。長岡戦災資料館の訪問や空襲体験者・花火師との対話を通じ、花火が打ち上がる「本当の理由」を学ぶ。花火鑑賞後には、感じた思いを言葉にして、学生同士でアウトプットし合うセッションも行う。修了後は、長岡花火財団が「修了認定証」を授与。同世代の仲間と共に「平和」を自分ごととして捉える、鮮烈な継承体験を提供する。
ツアーは8月2、3日に実施。1人当たり税込み5万9900円(最小催行人数10人)。




