日本商工会議所は、2025年度「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」に福井県の大野商工会議所を決めた。表彰式は6月3日、札幌市で開く「全国商工会議所観光振興大会2026in北海道」の全体会議で行う。
大野市は、年間観光客数約214万人に対し、宿泊率は約4%、1人当たりの観光消費額は約3千円にとどまっていた。そこで、滞在型観光モデルを作るため、大野商工会議所が地域のハブとなり、体験を提供する事業者と旅行者をつなぐ仕組みを構築。それを通して日常的な営みを価値化する「大野微住」ブランドを立ち上げた。
具体的には、寺社での座禅や写経、神職による講話、しょうゆ蔵での木樽(たる)発酵体験など、地域に根差した本物の文化を体験プログラムとして提供。主要ターゲットは台湾や欧米の富裕層で、モニターツアーでは1人当たり約15万~30万円と、従来の平均消費額を大幅に上回る高付加価値化を実現した。
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