東武鉄道はこのほど、2026年度の鉄道事業設備投資計画として総額655億円の設備投資を行うと発表した。新型車両の導入をはじめ、沿線3カ所で進める鉄道立体化事業の推進、QR乗車券や自動運転の導入に向けた取り組みを推進する。
東上線では、新型車両「90000系」=写真=を今夏以降順次導入するほか、亀戸・大師線で新型車両「10000系」を来年以降順次導入。東武アーバンパークラインでは「80000系」の増備と「60000系」のリニューアル工事を進める。
沿線3カ所(とうきょうスカイツリー、春日部、大山駅付近)で進める鉄道立体化事業は、春日部駅付近で東武アーバンパークライン上下線の東側移設工事を実施。事業完了後、10カ所の踏切が廃止される予定だ。
デジタル分野では、磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを進める。来年春の運用開始に向け、自動券売機や自動改札機の改修のほか、デジタルQR企画乗車券販売システムの構築を進める。また、同社と日立製作所が提供する生体認証サービス「SAKULaLa」の利用拡大を目指し、顔認証改札の設置駅を拡大。他の鉄道会社での活用も視野に、顔認証機能を既存の自動改札機へ組み込み、ICカードと併用利用できる汎用性の高いシステムの構築を進める。
このほか、自動運転の実現に向けた検証も大師線で進める。28年度からの本格検証開始に向け、今年度は新型自動運転対応車両「1000系」や自動運転システムの設計・製作を進めるほか、地上センサーの検証を行う。





