ANAホールディングス(HD)は4月30日、2026年3月期の決算を発表した。売上高は、旺盛な訪日需要の取り込みに加え、日本貨物航空(NCA)の連結化効果などにより、2兆5392億円(前期比12.3%増)となった。営業利益は2174億円(同10.6%増)、当期純利益は1690億円(同10.5%増)で、いずれも過去最高を更新した。
航空事業は訪日需要とレジャー需要に支えられ、売上高は2兆3132億円(同12.4%増)、営業利益は2219億円(同11.5%増)となった。国内線では「ANA SUPER VALUEセール」により需要喚起と早期取り込みを進め、旅客収入は7380億円(同4.8%増)と前年を上回った。
旅行事業は売上高653億円(同11.2%減)、営業損失1億円(前期営業利益1億円)。国内旅行は、「ANAトラベラーズホテル」などの素材販売は好調に推移したものの、主力のダイナミックパッケージ商品の集客が伸び悩み、取扱高は減少した。
2027年3月期の見通しについては、中東情勢による燃油費高騰などの影響を織り込み、営業利益1500億円(前期比31.0%減)、当期純利益960億円(同43.2%減)を見込んでいる。




