Excel・Word・PDF…様々な形式に対応、転記ミスをなくし安全運行をサポート
株式会社ナビタイムジャパンは5月1日、大型観光バス対応の行程表作成ツール『行程表クラウド by NAVITIME』において、生成AIを活用した「行程表ファイルインポート」機能の提供を開始した。
旅行会社や貸切バス事業者が作成した様々な形式の行程ファイルを取り込み、自動で行程表に反映・作成できる機能だ。

旅行会社から貸切バス会社に共有される行程指示、見積もり依頼のベースとなる行程情報のファイル、さらに旅行者や学校関係者から旅行会社へ提供される行程案(修学旅行の計画書など)を対象とする。
これらのファイルを『行程表クラウド』内にインポートするだけで、地名や出発・到着日、地点ごとの発着時刻、滞在時間、メモなどを自動で取り込み、行程表を作成できる。
これまでの業務フローでは、ファイルに記載された「発着地」「経由地」「時刻」「滞在時間」などの情報を、担当者が目視で確認し、『行程表クラウド』へ一つずつ手動で入力し直す必要があった。
この転記作業は、特に繁忙期には担当者の大きな業務負担となっていた。また、手入力による転記ミスが運行当日のルート間違いなどの原因にもなっていたという。
同社は本機能の提供について、「担当者の業務負担を軽減することで、企画や安全管理などに注力できる環境を整えるとともに、転記ミスをなくし、正確で安全な運行計画の作成をサポートする」としている。

様々なファイル形式の読み取りに対応
本機能が対応するファイル形式は、Excel、CSV、Word、PowerPointなど、記述ルールが異なる様々な形式。
地点名の抽出だけでなく、出発・到着日、スポットごとの発着時刻、滞在時間、メモなども読み取り、行程表に反映する。
6月頃には、画像形式やFAXをスキャンしたPDFの読み取りにも対応予定だ。
自動で転記して作成された行程表は、地図を見て位置関係を確認しながら到着時間や滞在時間などを調整でき、そのまま行程全体のルート検索も可能。
担当者が内容を目視確認しながら修正・調整できる仕組みも備えている。
企業独自の登録施設からの推定も可能
地点名の推定時には、ナビタイムジャパンが保有する約900万件の地点データを活用する。
さらに、契約施設など企業があらかじめ独自に登録した地点データも推定対象として反映する機能を持つ。旅行会社や貸切バス事業者が日常的に利用する施設・スポットを、より精度高く取り込める点が特徴だ。
大型バス専用ルート検索エンジンでアラートも
バス区間のルート検索には、同社独自の大型バス専用ルート検索エンジンを使用する。
大型バスの規制や車幅、車高、車長を考慮してルートを算出。さらに、元の行程に記載された時間内で移動ができない場合はアラートが表示されるため、無理のない行程の作成が可能だ。
また、バスに乗車する前後の飛行機や新幹線等、公共交通機関での移動区間も含めた行程表を作成できる。バス区間を含む全移動手段の行程に対応している点も、本機能の大きなメリットのひとつだ。
『行程表クラウド by NAVITIME』とは
『行程表クラウド by NAVITIME』は、旅行会社や貸切バス事業者向けのSaaS型Webサービスだ。
貸切バス(大型・中型・小型・コミューター)を含む車と、公共交通、徒歩、自転車を組み合わせた最適なルート検索や料金計算などが可能。個人・団体旅行、MICEなどにおける行程表作成や見積書業務のデジタル化をサポートし、旅行や貸切バスに関する業務の効率化を支援するサービスと位置付けられている。
全国の大型バスの交通規制等を考慮したナビゲーションアプリ『バスカーナビ』との連携も行える。




