学生デザインのユニフォームで国内外の賓客をお迎え GREEN×EXPO 2027、VIPアテンダントスタッフの制服を発表


「空から見ると花に見える帽子」 ムスカリと和の心を高貴な紫色で表現

 公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会、会長:筒井義信、所在地:横浜市中区)は5月2日、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」において、国内外の賓客をおもてなしするVIPアテンダントスタッフのユニフォームを発表した。

 ユニフォームのデザインは、2027年に創立100周年を迎える学校法人岩崎学園(横浜市神奈川区)でファッションを学ぶ学生たちが手がけた。製品化は株式会社ダイイチ(横浜市中区)と東レ株式会社(東京都中央区)が担い、2027年3月19日の開幕当日から実際にVIPアテンダントスタッフが着用する。

産学連携で実現したユニフォームデザインプロジェクト

 今回のユニフォームは、GREEN×EXPO協会が立ち上げた「産学連携ユニフォームデザインプロジェクト」を通じて制作されたものだ。

 デザインを担当したのは、学校法人岩崎学園・横浜fカレッジ ファッションライフデザイン学科の藤田さん、小笠原さん、森本さんの3名。次世代の学生たちが、国際博覧会のおもてなしの最前線を担うユニフォームを設計するという、異例ともいえるプロジェクトとなった。

 製品化にあたっては、全体監修を株式会社ダイイチの代表取締役社長・花本こず枝氏が務め、東レ株式会社(代表取締役社長:大矢光雄)が素材を提供した。

デザインコンセプトは「ムスカリと和」 花言葉は「明るい未来」

 ユニフォームのデザインコンセプトは「ムスカリと和~明るい未来~」。

 学生たちはデザインシートの中でこう説明している。「GREEN×EXPO 2027のテーマである『幸せを創る明日の風景』という想いを象徴して、『ムスカリ』という花を選びました。花言葉は『明るい未来』。春を告げるムスカリは希望を感じさせ、未来への前向きな歩みをそっと後押ししてくれます」。

 さらに、「私たちの原点でもある『和(わ)』の心、すなわち、自然と調和し、人と調和しながら共に生きる姿勢は、まさに『幸せな風景』を築く上で欠かせない大切な価値です」とも記している。

 「ムスカリと和」という二つのコンセプトを重ねることで、明るく穏やかな未来へとつながることを願ってデザインしたという。

主なアイテムを詳解 着物を想起させる意匠と機能性の両立

 ユニフォームの主なアイテムは、ジャケット、パンツ、シャツ、帽子の4点で構成される。

 ジャケットは、ムスカリの花をイメージした高貴な紫色をベースカラーに採用。「襟の部分と袖のたもと部分が着物に見えるようなデザインにしました」と学生たちは説明している。VIPアテンダントスタッフにふさわしい格調ある佇まいでありながら、日本の伝統美を感じさせるディテールが特徴だ。

 パンツもジャケットと同様に、ムスカリをイメージした紫色をベースに。「男女問わず似合うデザインとし、かつ動きやすいように、ややワイドな形にして、デザインの邪魔にならないシンプルなポケットを選びました」と設計の意図を明かしている。

 シャツは和服をイメージし、「襟の部分を重ねるデザインにし、ベルトを付けることでおしゃれを加え、袖を七分袖にすることで体温調節をしやすくしました」と、機能面も重視した設計になっている。

 帽子は独創的な発想が光るアイテムだ。「空から見ると花に見えるデザインにしました」と学生たちは記している。「いつでも春のように生命力溢れるような活気のあるGREEN×EXPO 2027、そしてすべての人に新しい風景や希望を届けたいという思いを表現しました」とのコンセプトが込められている。

学生たちのコメント 「誇りと安心感と親しみを持って着られるように」

 デザインした学生たちは、ユニフォームへの思いをこう語っている。

 「VIPアテンダントスタッフの皆さんが、誇りと安心感と親しみを持って着ることができるように、また、来場者の皆さんには、GREEN×EXPO 2027を楽しんでいただけるようにデザインしました。今回はこのような光栄な機会をいただけて、とても嬉しく思っています」。

使用後は回収・リサイクル フラワーポットへの再商品化を検討

 今回のユニフォームには、資源循環への取り組みも組み込まれている。

 素材には東レ株式会社が提供する「部分植物由来ポリエステル繊維を使用した素材」を採用。会期終了後は使用済みのユニフォームを回収し、「マテリアルリサイクル」によって新たにフラワーポット等に再商品化することを検討しているという。

 マテリアルリサイクルとは、使用済み製品を原材料として再利用し、新たな製品に生まれ変わらせるリサイクル手法のことだ。

 GREEN×EXPO協会は、「GREEN×EXPO 2027の開催意義は、花や緑との関わりを通じ、自然と共生した持続可能で幸福感が深まる社会の創造を提案することです」としており、ユニフォームもその理念に沿った形での運用が図られる。

開催概要

GREEN×EXPO 2027の開催概要は以下の通りだ。

  • 名称:2027年国際園芸博覧会(International Horticultural Expo 2027, Yokohama, Japan)

  • 正式略称:GREEN×EXPO 2027(グリーンエクスポニーゼロニーナナ)

  • 開催場所:神奈川県横浜市

  • 開催期間:2027年3月19日(金)〜2027年9月26日(日) 192日間

  • テーマ:幸せを創る明日の風景 〜Scenery of the Future for Happiness〜

  • 博覧会区域:約100ha(うち会場区域80ha)

  • クラス:A1(最上位)クラス(AIPH承認+BIE認定)

  • 有料来場者数目標:1,000万人以上

  • 公式サイト:https://expo2027yokohama.or.jp/

ユニフォーム協賛者

  • デザイン:学校法人岩崎学園(神奈川県横浜市 理事長:岩崎文裕)

  • 製品化:東レ株式会社(東京都中央区 代表取締役社長:大矢光雄)

  • 全体監修:株式会社ダイイチ(神奈川県横浜市 代表取締役社長:花本こず枝)

 
 
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