神奈川・箱根で旅館を運営する金乃竹はこのほど、創業364年の老舗温泉旅館「松坂屋本店」の新たな支配人に外国籍スタッフ2人の登用を決定した。同社初の試み。
就任するのは、ベトナム出身のグエン・ティ・トゥイ・リン氏と、ネパール出身のカドカ・サンジブ氏。いずれも来日後、接客スタッフとしてキャリアをスタートし、現場で経験を積みながら顧客、従業員の信頼を得てきた。
同社が運営する施設では、宿泊客の約6割を訪日客が占め、外国籍スタッフ比率も約4割に上ることから、国籍にとらわれず人材の実力を評価する体制づくりを推進。今回の登用では「顧客満足への貢献」「スタッフからの信頼」などを重視したという。
リン支配人は、前女将から受け継いだ着付けの技術を生かし、訪日客向けに着付け体験を提供するほか、生け花も習得。現在は館内の装花を一手に担うなど、日本文化の魅力を自ら体現しながら発信している。




