【私の視点 観光羅針盤 518】宇宙事業のポテンシャル 石森秀三


私の視点 観光羅針盤

 国連は2011年開催の総会で、1961年4月12日に達成されたソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンによる世界初の有人宇宙飛行の成功を記念し、毎年4月12日を「国際有人宇宙飛行の日」と定め、平和目的の宇宙利用と国際協力の促進をめざしている。

 この記念日を祝うかのように、米国主導の国際月探査「アルテミス計画」による4人の飛行士を乗せた宇宙船が、月を周回して人類による最遠飛行記録を56年ぶりに更新し、4月10日に地球に無事帰還した。

 アルテミス計画には、日本をはじめ60カ国超が参加しており、NASA(米国航空宇宙局)は28年の有人月面着陸に向けて準備を加速させている。日本の役割は、月面で宇宙服なしで乗って活動範囲を広げられる月面探査車の設計・開発・運用である。日本人宇宙飛行士による月面着陸実現のためには、NASAが重視する月面探査車を31年までに開発する必要がある。

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