GWの旅行動向、国内旅行は「近場で短期」に 60代除く全世代で旅行意欲が前年比上昇 JTB調査


 JTBは、ゴールデンウイーク(GW)の旅行動向の見通しをまとめた。4月25日~5月7日の期間に、1泊以上の旅行に出掛ける人が対象。国内旅行は短期間、近場でマイカー利用が増加し、費用は物価高で高止まりも、短期化により前年同期比で微減となると予想。海外旅行は3~5泊が中心で韓国、台湾、東南アジアが人気とみている。

 調査は、米国・イスラエルによるイラン攻撃後となる3月6~11日にインターネットアンケートで行った。事前調査が1万人、旅行意向がある2060人に本調査を実施した。

 26年のGWの総旅行者数は2447万人で前年同期比1.9%増、総旅行消費額は1兆2876億円で同1.1%増と見込んでいる。

 GW期間中の旅行意向は、「行く」が同0.9ポイント増の9.9%、「たぶん行く」が同1.6ポイント増の13.5%。合わせて23.4%で同2.5ポイント増。「行かない」「たぶん行かない」の合計は同2.5ポイント減の76.6%だった。

 性・年代別の「行く」「たぶん行く」の割合は、「男性29歳以下」34.6%、「女性29歳以下」33.7%、「男性30代」33.1%の順に高い。男女60代を除く全ての世代で旅行意欲が前年よりも上昇した。

■国内旅行、費用物価高で高止まりも微減
 国内旅行の旅行者数は同1.7%増の2390万人、1人当たり旅行費用は同2.1%減の4万6千円、総消費額は同0.5%減の1兆994億円。

 出発日のピークは「5月2日(土)」で19.6%、次いで「5月3日(日・祝)」が14.7%、「4月24日(金)以前」が14.5%。

 旅行日数は、最多が「1泊2日」の39.9%で、前年から6.4ポイントも増加した。次いで「2泊3日」が32.0%、「3泊4日」が16.2%。2泊以上はいずれも減少、または前年並みとなっている。

 旅行先と居住地が同じ地方となる域内旅行の割合は、北海道が最多で73.3%、次いで九州が61.3%、東北が52.5%など。最低は「関東」の28.6%。前年と比較すると、域内旅行の割合は関東地方を除き全ての地域で増加した。

 1人当たりの平均旅行費用は、最多の「1万円~2万円未満」が20.4%で同2.1ポイント増となった。次いで「2万円~3万円未満」が17.9%、「4万円~5万円未満」が16.8%だが、いずれも前年から減少。2万円以下が増え、旅行費用は抑える傾向が強まった。

 利用交通機関は、「自家用車」が54.6%で最多。次いで「JR新幹線」が24.7%、「JR在来線・私鉄」が19.8%。「JR新幹線」と「JR在来線・私鉄」が減少した一方、「自家用車」は3.7ポイント増となった。

 JTBの国内旅行販売における人気方面は、東京ディズニーリゾートを含む東京、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西など。九州や沖縄などJRや航空機利用の長距離方面も好調という。

 

■海外旅行、旅行者数は9%増57万人
 海外旅行の旅行者数が同8.5%増の57.2万人、1人当たり旅行費用は同2.2%増の32万9千円、総消費額は同10.9%増の1882億円。

 旅行日数は「3泊4日」が25.2%で最多。次いで「4泊5日」と「5泊6日が同率の16.8%。

 1人当たり旅行費用は最多の「5万円~10万円未満」が22.7%で同1.5ポイント増、次いで「40万円以上」が21.0%で同6.8ポイント増、「20万円~40万円未満」が同率の21.0%で同4.2ポイント増となった。

 旅行先は、上位から「韓国」25.0%、「台湾」16.3%。東南アジアの合計は17.5%、欧米豪などアジア以外の合計は20.6%。

 JTBの海外旅行販売における人気方面は、ハワイ、台湾、韓国、グアムに加えて、アメリカ西海岸、オーストラリア、フランスとなっている。

【観光経済新聞 編集長 向野悟】

 
 
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