
ターゲティング可能な旅行情報
アジア圏でのマーケティングリサーチ事業を展開するデータスプリングは16日、アジア8カ国・地域の訪日経験や訪日への意向に関する調査データを収集した「訪日パネルブック」の提供を開始した。アジア最大級の自社パネルから訪日に関する詳細なデータを収集した調査パネルで、訪日外国人の行動や消費傾向の正確な把握、的確な施策検討の材料として、信頼性の高い調査データを提供する。
2024年の訪日外国人観光客数が過去最高の3687万人を記録した日本の観光業界。訪日外国人の行動や消費傾向を正確に把握し、効果的な施策を打ち出すためのデータニーズが高まっている。
同社はアジア最大級の自社パネルを保有し、訪日経験や訪日意向に関する詳細なデータ「訪日パネル」を収集している。特定のセグメントに絞った調査に課題があった旧来の調査方法を解決し、特定の都市・都道府県を訪問した外国人、特定の航空会社・空港を利用した外国人など、より精度の高いターゲット別の調査を可能とする。
同社の訪日パネルは、訪日経験のある外国人を対象に、訪日回数や日本滞在時の行動などの情報を収集した「訪日経験者パネル」と、今後日本を訪れる予定の外国人を対象に、訪問時期や目的・興味のある観光地などの情報を収集した「訪日意向者パネル」の2種類で構成。これらを活用することで、旅マエから旅アトまで、訪日外国人の消費行動全般を把握することが可能となるという。一部のパネルではパスポートの渡航履歴も確認でき、従来の調査手法と比較して信頼性の高いデータ分析が実現する。
ターゲティング可能な旅行情報
同社が提供する「訪日パネルブック」はこれらのインバウンド調査をまとめたもので、今回は中国、韓国、台湾、香港、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンの8カ国・地域を対象にリリース。同社によると、今後はさらなる国・地域への展開も予定しているという。サービス詳細や資料ダウンロード、問い合わせは同社サイトで公開している(https://www.d8aspring.com/japan-tourist-panel)。