日本政府観光局(JNTO)が12月14日発表した2022年の国際会議統計によれば、22年に日本で開催された国際会議の開催件数は前年比19.1倍の553件となった。参加者総数は前年比5.9倍の32万5752人で、このうち10.3%にあたる3万3787人(前年比45倍)が外国人だった。なお、2019年比では開催件数は84.7%減、参加者総数は83.7%減となっている。
JNTOでは国際機関・国際団体または国家機関・国内団体が主催し1日以上の期間開催する、日本を含む3居住国・地域以上が参加する50名以上の会議を「国際会議」と規定。このうち、外国人参加者数が50名以上で、参加者総数が300名以上のものを「中・大型国際会議」としている。
国際会議の開催件数を月別で見ると、2022年3月の水際措置の見直し以降徐々に増えており、対面開催も少しずつ増加。水際措置が緩和された10月には単月開催件数が107件となり、2020年2月以来2年8か月ぶりに100件を上回った。開催件数はその後10月・11月・12月と堅調に推移し、3ヶ月間で年間の57.7%を占める319件を記録している。
規模別では、中・大型国際会議が全体の15.2%を占める84件(前年の42倍)で、中・大型会議の外国人参加者は2万918人となった。開催形態別では、対面での開催件数が133件。対面とオンラインを併用するハイブリット形式での開催件数が420件となり、全体の75.9%を占めた。
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