
帝国データバンクがこのほど公表した今年1月の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は前年同月比28.2%増、前月比13.2%減の700件と、21カ月連続で前年同月を上回った。1月としては4年ぶりの700件台となった。2023年度の累計は7277件と、1月時点で前年度(6799件)を超えた。
負債総額は前年同月比65.9%増、前月比17.0%減の842億2900万円。今年度最少も、2カ月連続で前年同月を上回った。
件数を8の業種別に見ると、運輸・通信業(5.6%減の34件)のみが前年同月比で減少。ほかの7業種が増加した。件数はサービス業(36.4%増の195件)が最も多く、1月としては東日本大震災翌年の2012年(194件)以来、12年ぶりの高水準となった。サービス業のうち、「旅館、その他宿泊所」は60.0%増(3件増)の8件。
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