JR旅ホ連東日本、解散提案を可決 「JR東日本地域ネットワーク」発足へ


深澤社長が渡邉会長や事務局を慰労

渡邉会長「新しい考え方の中で共に」

 JRグループ協定旅館ホテル連盟東日本地域本部(JR旅ホ連東日本、渡邉宗男会長〈川堰苑いすゞホテル〉、968会員)は5月23日、ホテルメトロポリタンエドモント(東京・飯田橋)で通常総会を開いた。今後の発展に向け、JR旅ホ連東日本の解散が提案され、可決された。2021年度の事業や収支決算報告のほか、22年度の事業計画、収支予算が承認された。プレゼンテーションでは、JR東日本の宮田久嗣営業部長が今後の連携の在り方として、新たな業種横断型ネットワーク組織「JR東日本地域ネットワーク」の発足を発表した。渡邉会長は、「新しい考え方の中で共に頑張っていく」と話した。

 同総会では、5月20日に可決された「JRグループ協定旅館ホテル連盟の解散について」に続き、「JRグループ協定旅館ホテル連盟東日本地域本部の解散」が可決。23年3月末に解散する。事務所は、残務整理を行うことから、同6月末に閉所する。

 渡邉会長は冒頭あいさつで、「先輩たちが作った旅ホ連の足跡を考えながら、地域の発展への協力、盛り上げ、面白い活動を、新しい考え方の中で取り組んでいく」と述べた。JR東日本側からは小崎博子副会長(JR東日本営業部次長)が「本会には、先代、先々代からの36年の思いが詰まっている。先を見据えた結果、新しい組織として生まれ変わることを決断した。今後は、皆さまとコミュニケーションを取りながら絆をさらに深めていくことが必須。会員の誰もが不安を感じないように期待に応えていく」と語った。21年度の事業報告では、東北デスティネーションキャンペーン(DC)や群馬アフターDCの中、継続的に発信したこと、支部助成金や活動費を支給、活性化を図ったことなどを報告した。

渡邉会長

 22年度事業では、地域本部から支部活動費の助成を行い、解散前の支部活動の活性化(視察研修や販売促進施策)や、次期連携体制の勉強会、コロナ禍に苦しむ会員への支援施策などを行う。
 
 このほか、JR東日本の宮田営業部長が「持続可能な地域づくりに向けて~地域の皆さまとともに~」をテーマにプレゼンテーションを行い、新組織となるJR東日本地域ネットワークについて説明した。新組織は、県単位を基本とする15エリアで発足。地域社会の持続的な発展を目指し、同社のリソースを使いながら地域の課題解決などに取り組む。担当部署は、本社がマーケティング本部、支社はマーケティング部、地域共創部が担う。宮田部長は「JR東日本は地域の皆さまから決して逃げることはない。今後は伴走をしながら共に地域づくりを行っていく」と方針を示した。

宮田部長が今後のあり方を発表

小崎副会長

 

「作る基盤に参加を」深澤社長、意見交換会で

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