草津首位も上位は混戦 「にっぽんの温泉100選」中間集計


2位別府、3位指宿

 観光経済新聞社は26日、第33回「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社主催、観光庁、観光関係8団体後援=予定含む)の中間順位を発表した。前回まで16年連続1位の草津が今回の中間順位でも首位。ただ、得票数は僅差で、最終順位で大きく入れ替わる可能性もある。投票は10月末日まで受け付け、最終結果は本紙の今年最終号(12月21日付)で発表する。

 にっぽんの温泉100選は、大手、中堅旅行会社、OTA(オンライン・トラベル・エージェント)、運輸機関の社員などを対象にした国内温泉地の人気投票。温泉地の旅館・ホテルの人気投票「人気温泉旅館ホテル250選」とともに毎年行っている。7~10月の4カ月間投票を募り、本社内の事務局で集計。後援団体の代表らで組織する実行委員会による審査会を経て最終順位を決定している。

 中間1位の草津は2003年の第17回から16年連続1位と圧倒的な人気を誇る。「泉質主義」をキャッチフレーズに温泉の質の良さを強くアピール。温泉100選の部門別ランキングでも「泉質部門」で1位を続けるなど、投票者から支持されている。

 2位は別府八湯、3位は指宿がランクインした。別府八湯は昨年の最終順位でも2位。指宿は昨年の4位から一つランクアップしている。

 別府八湯は「別府」「浜脇」「鉄輪」など、市内を代表する八つの温泉地の総称。「湯~園地」「別府温泉の恩返し」などのプロモーション、キャンペーンが近年話題になっている。指宿は砂の中に体を埋める「砂むし」が全国的に有名。

 ベスト10の顔ぶれは前年とほぼ変わらないが、箱根が昨年のランク外から9位にランクイン。これは「箱根湯本」「強羅」など、域内の温泉地を今回から「箱根」としてまとめて集計したため。

 このほか前回から大きく順位を上げたのが28位から17位の熱海、35位から22位の昼神、42位から29位の酸ケ湯、61位から43位の野沢、77位から44位の長良川など。ランク外からは箱根を除いて14温泉地が新たに100位以内に入った。

 上位を含めて得票数は僅差。最終順位で大きく入れ替わる可能性がある。投票は10月末日まで受け付けている。

【箱根】湯ノ花沢、湯本、姥子、底倉、蛸川、塔之沢、仙石原、大平台、二ノ平、宮ノ下、宮城野、小涌谷、木賀、堂ヶ島、芦之湯、強羅、芦ノ湖

【みなかみ18湯】湯ノ小屋、上の原、宝川、湯桧曽、向山、うのせ、谷川、水上、上牧、月夜野、真沢、奈女沢、湯宿、赤岩、高原千葉村、川古、猿ヶ京、法師

【下田】白浜、蓮台寺、河内、相玉

【鳥羽温泉郷】安楽島、浦村、鳥羽、石鏡、国崎、相差、畔蛸、本浦、答志島、小浜

 

 
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