日本規格協会、アドベンチャーツーリズム関連のISO規格の日・英対訳版を発行


 日本規格協会は13日、アドベンチャーツーリズム関連のISO規格の日・英対訳版を発行したと発表した。

シュノーケリング・ダイビング、キャニオニング、パラセーリング、カヌー・カヤック、スノーシュー・バックカントリー・スノーモービル、BMX・4輪バギー、登山・山歩き・ハイキング・トレッキングなど、様々な楽しいアクティビティーがあります。

時々Newsで流れる「経験豊富なガイドが同行していたのに」という痛ましい事故。
楽しい思い出が一瞬にして悲しみに変わる。何故事故は繰り返し起きるのでしょうか。

感動体験を求めて人は自然に飛び出します。
自然を相手に楽しむには、怪我や事故は背中合わせです。

安全に楽しむために、ツアーガイドをお願いし、リスクを回避します。
では、経験豊富なガイドさんは、どんな準備をしているのでしょうか。
様々な対策を行い、安全に考慮されて実施をされていると思いますが、「利用する側」と「利用される側」で、その考慮は確認できているのでしょうか。

そこで活用していただきたいのが、ISO(国際標準化機構)で制定され、全世界で共通に使用できる3つのISO規格です。

 

~規格紹介~
「ISO 21101:2014 TAdventure tourism — Safety management systems — Requiremen
アドベンチャーツーリズム-安全マネジメントシステム-要求事項」
(アドベンチャーツーリズム組織が安全の観点からその運営を管理する方法を規定) 

「ISO 21102:2020 Tourisme d’aventure — Leaders-Compétence du personnel.
アドベンチャーツーリズム-指導者-人的力量」
(アドベンチャーツーリズムアクティビティの指導者に求められる最低限の力量に関する情報を規定) 

「ISO 21103:2014 Adventure tourism — Information for participants
アドベンチャーツーリズム-参加者向け情報」
(安全を確保するために、アクティビティの前、最中、後において参加者及び潜在的な参加者に伝達すべき最低限の情報を規定)

これらの規格を利用することで、世界共通の一般的に求められる対策のチェックが出来ます。また、「利用する側」と「利用される側」で、口頭確認だけではなく、何を、いつ、誰が、何をしたかを、共通の指針で確認することが出来ます。

また、「ISO 21102 アドベンチャーツーリズム-指導者-人的力量」が2020年8月4日に改正されました。

一般財団法人日本規格協会では、この度「ISO 21101:2014」と「ISO 21102:2020」を、日本語でよめる対訳版として発売します。
コロナ禍で人が集まりにくい中、これらの規格を利用してアフターコロナで感動の思い出作りのために準備を始めませんか。

▼規格情報
「ISO 21101:2014 アドベンチャーツーリズム-安全マネジメントシステム-要求事項」
《英語版》

本体価格:14,160円(税抜) A4判 22頁
《日・英対訳版》
本体価格:25,480円(税抜) A4判 60頁
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO+21101%3A2014

「ISO 21102:2020 アドベンチャーツーリズム-指導者-人的力量」
《英語版》

本体価格:6,960円(税抜) A4判 9頁
《日・英対訳版》
本体価格:円(税抜) A4判 頁
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO+21102%3A2020

「ISO 21103:2014 アドベンチャーツーリズム-参加者向け情報」
《英語版》

本体価格:4,560円(税抜) A4判 6頁
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO+21103%3A2014

▼アドベンチャーツーリズム関連商品
「ISO 21101 ADVENTURE TOURISM – SAFETY MANAGEMENT SYSTEMS – A PRACTICAL GUIDE FOR SMES:2016 アドベンチャーツーリズム-安全マネジメントシステム-SMESに対する実践ガイド」
《英語版》
本体価格:4,560円(税抜) A4判 86頁
※本商品は、PDF版での提供に限定しています。
《詳細》

このハンドブックでは、中小規模のアドベンチャーツーリズム事業者がISO 21101:2014の要求事項に従って、安全マネジメントシステムを開発, 実装し, 継続的に改善するための手引及び例を提供しています。
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO+21101+ADVENTURE+TOURISM+-+SAFETY+MANAGEMENT+SYSTEMS+-+A+PRACTICAL+GUIDE+FOR+SMES%3A2016

「ISO 20611:2018 Adventure tourism — Good practices for sustainability — Requirements and recommendations アドベンチャーツーリズム-持続可能性のための優良実践規範」
《英語版》

本体価格:6,960円(税抜) A4判 10頁
《詳細》
この規格では、持続可能な方法で活動を展開したいと考えるアドベンチャーツーリズム事業者に指針を提供するために、アドベンチャーツーリズムに関連した持続可能性に関する優れた実践方法の情報源としての役割を果たすことを意図しています。その目的は、アドベンチャー・ツーリズム事業者が、環境、経済、社会への負の影響を最小化または緩和し、プラスの影響を強化することを支援することにあります。
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO+20611%3A2018

(担当部門:出版情報ユニット 出版情報サービスチーム TEL 03-4231-8550、MAIL csd@jsa.or.jp)
 

■日本規格協会グループ(JSA)について
日本規格協会は、1945年12月に 「工業標準化及び規格統一に関する普及並びに啓発等を図り、技術の向上、生産の能率化に貢献すること」を目的に設立されました。

「標準化ナショナルセンター」である当協会では、JISの開発、JSA規格の開発、国際規格ISO、IECの開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、年間約100種類に及ぶ多彩なセミナーの提供、ISO 9000、ISO 14000をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)等の事業に取り組んでおります。

2019年4月1日、標準化活動のグローバル化をより一層推進するため、規格開発部門と認証部門を分離するなどの体制整備を行い、一般財団法人日本規格協会、日本規格協会ソリューションズ株式会社、一般財団法人日本要員認証協会の三法人から成る「日本規格協会グループ」として、事業を開始しました。

 
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