「いぶすき西郷どん館」が12日、鹿児島県指宿市の指宿市考古博物館「時遊館COCCOはしむれ」内にオープンした。
オープニングセレモニーで、指宿市の豊留悦男市長は「西郷どん館の開館を待ちわびていた。多くの人に指宿に訪れてもらい、指宿の誇るおもてなしで、指宿の誇る食を、温泉を楽しんでもらいたい。その象徴となるのがこの西郷どん館。指宿をどんどん元気にしていきたい」とあいさつした。
鹿児島県の三反園訓知事は「指宿は鰻温泉、山川港が西郷どんゆかりの地。大河ドラマ『篤姫』の時もゆかりの地として多くの人が訪れた。観光客が訪れることで指宿が活性化する。どんどん頑張っていこう」と関係者を激励した。
展示内容は、1階が大河ドラマのストーリーやその魅力を紹介する大河ドラマ館で衣装や小道具などが並ぶ。2階では、西郷隆盛と指宿の関わりや、明治維新に指宿が果たした役割などに焦点を当てた特別企画展が開かれており、貴重な資料などが展示されている。
開催期間は2019年1月14日まで。入館料は高校生以上が500円、小・中学生は300円。
また、指宿市では「いぶすき西郷どん館」のオープンに合わせ、市内の西郷どんゆかりの地を巡るバス「SEGO!!BUS」の運行もスタートした。