【HCJ2024特集】ショウエイ(ブース5-K04)


出展ブースのイメージ

温泉適温制御システムや浴槽水昇温ユニットなども展示

 温浴用循環型ろ過装置専門メーカーのショウエイは、今回のホテレス・ショーで、主力のろ過装置「SPFシリーズ」に加え、温泉の温度を常時適温に制御するシステム「湯守のお手伝い」、浴槽水を加熱する昇温ユニット「子熱」などを出展する。併せて展示される逆洗カセットフィルターろ過装置の「CREF(クリフ)」と、通水式濁質分解装置の「UHP―R1」を組み合わせて使用する上水ろ過システムなどを提案する。

 SPFシリーズは、耐蝕性、対候性、保温性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)製のため、腐食性の高い温泉や海水などにも対応。タンクは10年保証のため安心して使用できる。

 湯守のお手伝いは、旅館・ホテルの大浴場や貸し切り風呂、個室露天風呂などの「監視と制御」を行う。ショウエイのメンテナンス通信システムを用いて(1)浴槽温度(2)残留塩素濃度(3)浴槽水位(4)運転状況―などを遠隔監視。また、客室風呂の浴槽温度を簡単に設定できるほか、塩素濃度の自動制御まで行う。監視、自動制御による人手不足の解消と、安心かつ安定した温浴施設の運営を可能とする。万一、塩素濃度、浴槽温度などに異常が認められた場合は警報で注意を促す。

 パソコン、スマートフォンなどでリアルタイム監視が可能なほか、集計結果はグラフなどで表示する。システムは施設のフリーWi―Fiと、ショウエイのクラウドにより容易に構築できる。

 浄水仕様ろ過装置ユニットCREFと、初展示となるUHP―R1の連携による上水ろ過システムは、「驚異的なろ過性能が最大の特徴」と同社。透明度が重要な浴槽や、プールの汚れのもととなる有機物を分解するため、塩素臭や、トリハロメタンの発生を軽減する。併せて、導入コストは安価なうえ、軽重量で、省スペースに対応。設置場所に困らない。

 子熱は、客室に設置されている内湯、露天風呂などの小型浴槽用に開発。耐蝕樹脂製の小型熱交換器の採用で温泉にも対応。湯量500~1500リットルの浴槽に使用可能。製品特徴は、構成部品が少なく軽量でコンパクトながら確かな保温性能を実現。オプションで集毛網付き吸込口を採用すれば、ヘアキャッチャーの設置は不要。また、リモコンによる遠隔操作に対応し、フロントなどから遠隔による監視も可能としている。

出展ブースのイメージ

株式会社ショウエイ


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