私の視点 観光羅針盤
能登への出張の際、「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」の案内標識が目に飛び込んできた。空港の愛称だけでなく、道路標識まで変更されていることに驚いた。7月から約3年間活用されるという。富山県では「富山高山すし空港」という新たな愛称も話題となった。空港名は今、単なる交通施設の名称ではなく、地域ブランドを世界へ発信する新たなメディアとして注目されている。
世界を見渡すと、空港名の多くは都市名や人物名である。JFK空港やシャルル・ド・ゴール空港のように、都市や国家の歴史や誇りを象徴する名称が一般的だ。一方、日本では地域ブランドを意識した独自の展開が進んでいる。私は、その方向性を三つに整理できると考えている。
第一は「地域資源型」である。高知龍馬空港、米子鬼太郎空港、鳥取砂丘コナン空港のように、地域固有の歴史や文化、物語をブランドとして発信する手法である。
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