【本だな】外国人が見た日本「誤解」と「再発見」の観光150年史 内田宗治著


 いまや、東京の銀座や京都の清水寺といった有名スポットだけでなく「こんなところにも」と思うような場所でも外国人客を見掛けることが多くなった。今後も外国人旅行者は増加し続けるのか? そもそもグローバルに見て、日本はそんなに魅力ある旅先なのか? これに歴史が答えてくれている。

 内田氏は、早大心理学部卒。実業之日本社で経済誌記者、旅行ガイドブックシリーズの編集長などを務めた後、現在はフリーで活動している。

 本書は、外国人による見どころランキングの変遷や、日本人による観光客誘致を巡る賛否両様の議論を紹介し、日本の魅力はいったいどこにあるのか、誰がどう発見し、アピールするのかを追う。明治初期における欧米による日本についての案内書や日本側の案内書の紹介など、めまぐるしく変転する観光の近現代史が分かる1冊。

 価格は880円(税別)。254ページ。問い合わせ先は中央公論新社TEL03(5299)1730。


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