KNT―CTホールディングス(HD)は11月28日、近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏)と近畿日本ツーリスト神奈川(KNT神奈川)を来年4月1日に合併すると発表した。事業構造改革の一環として、KNT神奈川がKNT首都圏の事業エリア内にあることから、KNT首都圏を存続会社とし、KNT神奈川を消滅会社とする吸収合併を行う。
KNT神奈川は、1967年に相鉄観光として設立され、2004年に資本参加。10年に相鉄観光を100%子会社化して現社名に変更した。現在、KNT神奈川の従業員数は57人、店舗数は店頭店が4店舗、団体店が1店舗。
一方、KNT首都圏の従業員数は1153人、店舗数は店頭店が52店舗、提携販売店が1店舗、団体店が16店舗。
両社の合併により、店舗網、組織ネットワークの有効活用や販売ノウハウの共有、人材の適所配置などを行い、神奈川県内の市場での団体旅行事業、個人旅行事業の営業体制を強化する。
合併に際して、KNT首都圏の資本金および資本準備金の増減は行わない。