JTBと明治、中高生向け探求学習プログラム「おなかの学校」を共同開発


 JTBと明治は、中高生向け探求学習プログラム「おなかの学校」を共同開発した。

株式会社JTBは、株式会社 明治が推進する「腸活」をテーマに、中高生向けの教育プログラム「おなかの学校」を共同開発し、自ら学び自ら考える力を育成する「探究学習」のプログラムとして全国の学校・教育機関に提供するプロジェクトを始動します。なお、JTBが販売する探究学習プログラムとして、「腸育」をテーマに扱うのは初めての試みとなります。
JTBは、「交流創造」を事業ドメインとし、産官学のお客様の様々な課題のコンサルティングを行い、社内外のステークホルダーとのネットワークやノウハウを活かしたソリューションを提供しています。学校・教育機関においては、社会に開かれた学びの機会や体験が求められ、2022年度からの高等学校新学習指導要領で「探究学習※1」が導入されるなか、「探究学習」で取り扱う内容は各学校で設定する必要があることから、教員の皆様がコンテンツ設定に悩まれるカリキュラムのひとつになっています。企業・学校双方への法人営業を推進するJTB横浜支店では、明治様からヨーグルトなどの乳製品を通じ、人々の健康の原点である「食と腸」から健やかな未来をつくるプロジェクトの展開に関してご相談を受け、学校向けの教育プログラムを共同開発することになりました。

「おなかの学校」は食や健康という身近なテーマを主軸に据えることで、教員・生徒双方の皆様が「探究学習」の入り口として、受け入れやすさを意識した内容となっています。中高生を対象にした全国調査で、腸に腫瘍や炎症がないにも関わらず、おなかの調子が悪く、腹痛や便秘、下痢などが続く病気「過敏性腸症候群」が18.6%も存在するとの報告※2もあります。本プログラムを通じて、腸を整えることの大切さや、腸の働きを支える乳酸菌の持つ多様な魅力について知ってもらい、「心身ともに健やかに生きること」の重要性を生徒が自ら学び自ら考える機会になればと考えます。

■「おなかの学校」トライアル授業風景

※トライアル校での授業実施に際しては、密を避けるべく、一部講師はオンライン形式で授業を実施し、また、現場講師のフェイスシールド装着や、生徒と生徒の間にパーテーションを設置するなど、感染症予防策を徹底して行いました。

【授業を体験した生徒の声】

☆  腸活という言葉はTVでちらっと聞いたことがあったが、深く考えたり調べたりしたことはなかった。これからの授業で、自分の体や腸のことをもっとよく知りたいと思う。

☆  腸が弱い伯父に今日の授業で学んだことを教えてあげたいと思った。

☆  腸をテーマにした探究学習は、初めは難しそうに感じたけど、授業を聞いていくうちに、楽しそうだし分かりやすいなと思った。

■教育プログラム「おなかの学校」概要

「おなかの学校」は、生徒自ら課題や疑問点を見つけ、それに対する答えを導き出す力をつける「探究学習」をベースに、「腸の健康」を学んでいくユニークなプログラムです。

「腸のしくみ」や「乳酸菌の働き」などの基礎知識に加え、「腸ヨガ」「乳酸菌発酵実験」「明治ヨーグルト工場見学」「ヨーグルトレシピづくり」などの体験学習を通じて、生徒が自ら興味・関心をもった「腸活」テーマに対し、問いを立て、情報収集〜分析〜発表を行います。

☆  第1回:腸の健康と探究学習の基本
☆  第2回:体験学習(理科実験/腸ヨガ)
☆  第3回:校外学習(ヨーグルト工場見学)
☆  第4回:探究学習の発展/プレゼン術
☆ 第5回:最終発表(プレゼンテーション)

【オリジナル腸活ノート】

今後は、横浜市内の私立学校で更にトライアル授業の実施を重ね、全国の教育現場で探究学習プログラムとして活用いただけるようにブラッシュアップし、2021年10月以降の導入に向けた学校・教育機関からの問合せ受付を5月17日(月)から開始いたします。

JTBは、今後も産官学のネットワークを活用し、新しい時代が求める子どもたちの資質・能力を育む様々な機会を提供してまいります。

※1 探究学習:①自ら課題を設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現、といった学習のサイクルを発展的に繰り返していくこと。出典:文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編P12』より

※2 出典:中谷 結花, 武藤 崇『青年期における過敏性腸症候群へのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)による介入の可能性』、心理臨床科学、2016年、P29-30より

■学校・教育機関の方からのお問合せ
JTB 横浜支店 TEL:045-316-2353 (9:30~17:30土日祝休)

 
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