「ツーリズム」「エリア」「ビジネス」軸に
JTBは4月1日、中期経営計画「『新』交流創造ビジョン」を実現するため、その事業戦略の三本柱「ツーリズム」「エリアソリューション」「ビジネスソリューション」を推進する体制へと組織改編を行う。これまでの「個人」「法人」「グローバル」の枠組みから変更。デジタル基盤を強化し、「旅行者の実感価値向上」「エリアにおける課題解決」「企業の課題解決」に取り組み、「新しい交流時代を切り拓く企業グループ」を目指していく。
現在の組織は、事業戦略推進機能を担う「個人事業本部」「法人事業本部」「グローバル事業本部」の三つのビジネスユニットと、全社経営戦略・全社ガバナンスの責任を負うグループコーポレート機能で構成。組織改編により、事業戦略を推進する「ツーリズム事業本部」「地域ソリューション事業部」「ビジネスソリューション事業本部」、各事業本部と連動して各国、各地域の事業推進を担う「グローバル統括本部」、JTBグループ横断のコーポレート機能群として「事業基盤」を設置する。
ツーリズム事業本部は、事業の中核となるツーリズム事業の事業戦略策定と推進、執行を担う。具体的には、個人や法人に対する、日常の生活、活動から旅行の購買、旅先での体験に至るまでのソリューション全般を提供していく。
エリアソリューション事業では、人流や商流を支える仕組みやコンテンツを創出し、交流創造を通じた地域の活性化を進める。その事業戦略策定と推進、執行を担う地域ソリューション事業部では、地域の事業者や自治体へのソリューションの提供、連携によるエリア開発を行う。ツーリズム事業との連携が重要であることから、ツーリズム事業本部内に設置する。
ビジネスソリューション事業本部は、企業活動のPDCA全体に寄り添い課題解決に貢献するビジネスソリューション事業の事業戦略策定と推進、執行を担う。