国土交通省四国運輸局は1月23日、公共交通の利用や周遊旅行の環境を向上させようと、香川県直島の観光施設、公共交通などの料金決済にICカードを導入する実証実験を始めた。期間は2月22日まで。香川県内の公共交通利用に普及していることでんグループの「IruCa(イルカ)」カードを使用。地域住民や旅行者に利用してもらい、利便性を検討する。
期間中、ICカードで料金決済できるのは、高松〜直島間のフェリーや直島町営バス、レンタルサイクルの利用料金、ベネッセハウスミュージアムや地中美術館の鑑賞券、「海の駅なおしま」での土産品の購入など。
ICカードに使う「IruCa」は、鉄道や路線バスの利用に導入されて以来、電子マネーカードとして高松市などの商店街の買い物にも利用できる。発行枚数は13万枚に上るという。