日本政策金融公庫が6月27日に公表した全国小企業月次動向調査の6月調査分で、5月の売上ＤＩが前月比9.5ポイント増の5.8と、コロナ禍前の2019年9月（1.2）以来のプラス水準となった。非製造業6業種では、飲食店が40.9と、前月の11.1から大きく上昇した。
ＤＩは前年同月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値（季節調整値）。調査は6月1～9日、同公庫取引先の小企業（従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満）1500社に行い、1277社から有効回答を得た。
全業種計は19年9月以来、2年8カ月ぶりのプラス水準。20年4月にマイナス80.9まで落ち込んだが、以降は上昇傾向となっている。
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