マスク着用でラウンジ入室
鹿児島県霧島市と市観光協会、日本航空(JAL)、日本電気(NEC)は24日、鹿児島空港と市内で、顔認証を活用したおもてなしサービス実証実験を開始した。
JALとNECは昨年9月から、デジタル技術を活用したニューノーマル時代の旅の実現に向けて協業しており、今回、同市と協力し、地域活性化や新たな旅行体験の可能性を検証する。実証事業期間は4月21日まで。
実験ではまず、同空港内のJALサクララウンジで、入室の際、マスクを着用したままの顔認証により本人確認を行えるようにする。マスク着用で人と接触することなく、安全安心、かつスムーズに入室できるのが特徴で、「マスク着用での顔認証技術の活用は航空会社ではわが国初の取り組み」という。事前に顔情報やJALマイレージバンクお得意さま番号の登録が必要。
顔認証を用いてデジタルスタンプを集める新感覚のスタンプラリーも実施。市内の観光案内所や霧島神話の里公園など5カ所のスポットを巡り、設置したタブレットで顔認証を行い、スタンプを集める。
空港内にはディスプレーを併設しており、スタンプの数によって変化するオリジナルフレームで記念撮影も楽しめる。