阪急交通社は大阪府岸和田市の委託を受け、市の観光施設や特産品を紹介するオンラインツアーをビデオ会議システム「ズーム」で実施する。新型コロナウイルスの収束後を見据えた誘客策で、「最終的には経済活性化につながることを目的としている」と同社。
「きしわだ魅力発見オンラインツアー」と銘打って、(1)一般向けの「王道観光」(2)歴史体験型の「歴史探訪」(3)ファミリー対象の「ファミリーお出かけ」(4)インスタグラム発信型の「映えスポット発見」―の4コースを設定、それぞれの需要に応じて造成。
王道観光コースは3月12、18、23日に実施。午前10時にオンラインツアーバスで出発。岸和田城や杉江能楽堂を観光し、11時半に終了予定。この間、事前に送っていた岸和田特産品(4千円分)の試食大会などがある。参加費2千円。
オンラインを活用したツアーや講座は短時間で気軽に参加できる。同社は「特産品や限定品が自宅に届く楽しみもあり、幅広い年齢層が利用している」と話している。