長野県と信州・長野観光協会は17日、旅行会社らを対象にした旅行商品造成商談会を東京・平河町の都道府県会館で開いた。来年春と夏のみどころを案内したほか、諏訪の御柱祭、駒ケ根の光前寺御開帳、飯田のお練りまつりなど、7年に一度の開催を迎える行事を紹介した。今年の善光寺御開帳に続き、来年はデスティネーション(DC)キャンペーンも行われる長野県に旅行業界の注目が集まりそうだ。
当日は旅行会社など80人が出席。冒頭あいさつした信州・長野観光協会の両角良昭専務理事は、「DCを機に長野県を訪れた人に、もう一度行きたいと思われるようお迎えの準備を整えている」と強調した。
着地型商品では、農村体験を通じた地元農家との触れ合いや、日本みつばちの観察と試食、日本海の塩を運んだ「塩の道をたどるツアー」など「まだ知られていない信州の観光資源」をテーマに34市町村が148の旅行商品、体験プラン、モデルコースをそろえた。
来年実施される行事の1つ御柱祭は、諏訪大社の宝殿を7年に一度新築し、社殿の四隅にあるもみの大木を建て替える祭り。4月1日から6月15日まで行われる。有料桟敷席も用意する予定。
御柱祭での木遣の実演も行われた