観光庁は、訪日外国人旅行者の誘客プロモーションに関して、海外向けに事業を展開する飲食チェーン、ファッション通販サイトの運営企業と連携した。海外の店舗や外国語のサイトなどを通じて、訪日観光の魅力、特典付きのキャンペーン情報などを紹介してもらう。官民連携で誘客を目指すオールジャパンの取り組みの一環。
提携先は、居酒屋「和民」などを展開するワタミの海外事業を担うワタミインターナショナルと、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイ。
ワタミインターナショナルは、東アジアや東南アジアに飲食店を展開。観光庁との連携では、44店舗の合計で月間58万人を集客するという台湾、香港で今月からキャンペーンを展開。訪日旅行や食事券を抽選でプレゼントしたり、店内に訪日観光のポスターを掲示したりしている。
ゾゾタウンでは、日本のファッションに関心が高い層に向けて訪日旅行をPRする。外国語サイト(英語、中国繁体字)内で日本のファッションの発信基地となっている地域や人気ショップの所在エリアを紹介。ファッションをテーマにした訪日旅行商品の情報発信なども行う。