西日本ジェイアールバスは1日、有馬温泉(神戸市北区)と京都駅を結ぶ「有馬エクスプレス京都号」の出発式を京都駅烏丸口JRバス1番乗り場で開催した。有馬温泉と主要都市を結ぶバスはこれまで大阪、神戸間があったが、加えて、要望が強かった京都駅からの運行を開始した。
京都と有馬温泉はともに訪日外国人観光客に人気があり、直通運転バスの登場により乗り換えなしで移動でき、利便性が向上した。運行ダイヤは有馬温泉11時25分発と午前中を有馬温泉で楽しめる時間に設定。京都発も昼食後にゆっくりと有馬温泉に移動できる14時20分発で設定された。
出発式では、野中雅志・西日本ジェイアールバス副社長があいさつに立ち、「バスの運行で京都から有馬温泉まで約70分で行けるようになった。京阪神と有馬温泉の周遊観光が広がる。今後、増便になればと思っている」と述べた。
来賓からは、金井啓修・有馬温泉観光協会会長が「有馬は古くから京都の別荘地として栄えた。バスの運行で京都から一番便利で手軽な温泉地になった。ぜひ有馬温泉へ来てほしい」とあいさつした。
有馬エクスプレス京都号の運賃は大人1人片道1800円、「早売7(乗車の7日前までの購入で片道普通運賃が割引)」の場合は1400円。子供運賃は大人の半額。