茨城県は「第3回いばらきイメージアップ大賞」の表彰式を2月17日、東京都内で行った。賞は県のイメージアップや地域を元気にする活動に貢献した人に贈るもので、大賞は鹿島アントラーズ・エフ・シーなど2団体が、奨励賞は3団体が受賞した。
大賞を受賞したのは、鹿島アントラーズに加え、ベンチャー企業のサイバーダインと同社社長兼筑波大学教授の山海嘉之氏。アントラーズはJリーグで2連覇を達成し県の知名度向上に貢献。サイバーダインと山海氏は、老人介護や福祉の分野で役立つロボットスーツを開発した点が評価された。
イメージアップ大賞の実行委員長を務める橋本昌・茨城県知事は式で「茨城県は、住みよさに関する住民の評価は高いのに全国的なイメージは低い。このギャップをいかに埋めるかが課題だ。何とかして茨城に多くの人に目を向けてもらいたい」と述べた。
授賞式に出席した鹿島アントラーズ・エフ・シーのオズワルド・オリヴェイラ監督=写真左=は「地域に貢献でき光栄に思う。茨城のイメージアップに今後とも努力したい」と語った。岩政大樹選手は「茨城に来て5年経った。茨城に帰るとほっとする」と茨城の良さを語るとともに「ピッチの上で頑張って、多くの人にスタジアムへ足を運んでもらいたい」と活躍を誓った。