本格的なカニのシーズンを迎えるが、京都府舞鶴市は6日、「舞鶴かに」のブランド力アップと観光誘客を目的に「舞鶴かにキャンペーン」を始めた。目玉企画はコッペガニ(雌)のカニ汁の無料配布で、「初の試み」(舞鶴カニPRキャンペーン協議会)という。
キャンペーンは来年3月20日まで実施する。カニ汁の無料配布は10日から12月5日までの間、JR西舞鶴駅など市内5カ所で先着100人に振る舞う。腹側の卵(外子)と甲羅の中の卵巣(内子)が珍味で、カニ独特の風味と味覚が楽しめる、舞鶴の冬ならではの一杯といわれる。
また、インスタグラムを使って舞鶴かにの写真を投稿すると、抽選で舞鶴かに1匹などが当たるプレゼントキャンペーンも行う。
舞鶴かには、舞鶴港に水揚げされるズワイガニ(松葉ガニ)で、2012年に特許庁の地域団体商標に登録されたブランドガニ。漁が解禁された6日の初競りでは最高値は雄1箱(5匹入り)で、昨年より高値の23万円で取引された。漁期は雌ガニが12月末、雄ガニは来年3月20日まで。
初競りで最高値を付けた舞鶴かにと、PRキャラクター「チョキまる」と仲買人