
はとバスは、2階建てバスで羽田空港内を走行する「羽田空港ベストビュードライブ」について、航空機の離発着の迫力などを間近で体感してもらうため、制限区域内でバスから降りる時間を設ける。22日から運行。同社は「制限区域内に降り立つのは希少体験」とアピールする。
制限区域内を走るにはさまざまな規制をクリアする必要があり、空港内専用のナンバープレートの取得やセキュリティ体制の整備、ドライバーの運転取得許可など、「関係各所との折衝を含め、約半年かけて実現した」(広報室)特別なコース。昨年6月から運行し、これまで約6500人が乗車している。
保安検査を受けて許可された車両だけが走れる空港制限区域内を約70分走行し、滑走路付近に約10分停車するのは同じだが、今回のコースは、途中、制限区域内でバスから降りる時間を約10分設けた。駐機中の航空機や離発着する航空機を間近で見られるほか、空港で働く珍しい車両も見ることができる。
運行日は22日から9月10日までの土・日曜(8月12、13日は運休)。1日3便体制で、所要時間は羽田エクセル東急での食事も含め、約4時間10分。食事はホテルオリジナルのハンバーグで、日系航空会社の国際線機内食で提供されているという。料金は大人・子どもとも1万3千円。