群馬県甘楽町の観光物産展が16、17日、東京・銀座のぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」で開かれた。主催は甘楽町と甘楽町観光協会。国指定名勝の庭園「楽山園」、歴史的なまち並みが残る「城下町小幡」などのまち歩きの見所を紹介。地酒や地場野菜などの特産品も販売した。
楽山園は江戸初期に織田氏によって造られた池泉回遊式の庭園。復元整備を経て、昨年3月に本格的な一般公開を始め、首都圏などから観光客を集めている。
城下町小幡は多くの武家屋敷が現存し、雄川堰という用水路も美しい。甘楽町は世界遺産登録を目指す富岡製糸場がある富岡市に隣接し、養蚕農家群など絹産業の歴史を伝える建造物も多い。
甘楽町振興課商工観光係の秋山勝重係長は「東京などからの日帰り客、草津温泉などに宿泊する観光客の立ち寄りが多い。楽山園、城下町小幡の認知度をさらに高め、バスツアーなどを誘致したい」とPRしていた。
物産の販売では、地元の酒蔵、聖徳銘醸の地酒や旬の地場野菜などを販売。姉妹都市のイタリア・チェルタルド市から直輸入したワインなども人気となっていた。
甘楽町の観光物産展